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Ⅳ 伴奏と歌について ⑩ 歌について

Ⅳ 伴奏と歌について ⑩ 歌について
 
弾き語りの中でも、ギターの伴奏についてはいろいろと詳しい解説や参考になるものが多いですね。YouTubeには星の数ほど、カバー曲の弾き語りがアップされています。私もその中の一人です。
でも、「歌」は「声」という人間そのものが楽器であるという性質上、個人差が多岐にわたり、解説やマニュアルが作りにくい、あるいは作っても伝わりにくいかも知れません。
そんな分野に、私ごときが何をか言わんやでありますが、何かしら参考になるものがあるかも知れません。また、専門家ではありませんので、間違っているかも知れません。それでも、いいなあと思ったら参考にしていただければと思います。
以下に、自分が歌うときに心がけていることをいくつか書いてみました。

①あくまでも、リラックスして、力を抜いて歌おう。
歌は心です…が、心を込めすぎると力が入り、いい声が出ません。ましてや、聞いている人が引いてしまうような熱い歌い方は避けましょう。ライブなどで感極まって出てしまったらそれは仕方がないと思いますが、歌詞が聞き取れないようでは本末転倒!ですね。声帯を大切にするためにも、力を抜いて歌いましょう。
②できれば高いキーで歌おう。
キーは高すぎても低すぎても声が出なければ意味がありません。私は多少きつくてもキーが高いところで歌うように心がけています。①と矛盾するようですが、それは、声が鍛えられるということと、歌詞なども伝わりやすいからです。歌う前の「うがい」、「簡単な発声練習」から徐々にキーを高めて(カポを使って、1フレットごとにあげる)最終のキーは最も高い声に合わせて、セットするようにしています。もちろん、無理はいけません!
③最初は歌詞カードを見ても、最終的には暗記する気持ちで歌おう。
歌詞があやふやな曲は歌詞カード(コード譜)を見ながら歌いますが、歌詞はできれば暗記してしまいましょう。自分でも良くやるミスですが、歌詞が途切れたり、歌詞を間違えたりすることは曲やお客様に失礼だと思います。心して気をつけたいですね。
④ビブラートや裏声(ファルセット)使いはごくごく自然に!
ビブラート(声を震わせる)をつけたり、場合によっては裏声を使って歌うこともいいことだと思います。特に、歌い手として、ビブラートの付け方は訓練した方がいいと思います。しかし、何事も過ぎると快いものではありません。その他、こぶしやしゃくりなど歌にはテクニックがあるようですが、やはり、ごく自然にを心がけたいものです。もちろん、そのような装飾は嫌いだという方は、それでもいいと思います。ただし、できないからやらないよりも、できるけれどやらないという方が余裕があっていいですよね。
 
ギターの弾き語りと言えども、その命は「歌」です。ギターの伴奏で惹きつけ、「歌」で感動させることができたら冥利に尽きます。生まれついていい声の持ち主もいますが、やはり、自分の好きな歌を何度も何度も歌うことで、命が吹き込まれるのではないでしょうか。(演歌っぽい言い方ですが、ジャンルに関係のない真実ですね…)
 
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