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「喪主」を初めて務めました。

「喪主」を初めて務めました。

7月12日に父が亡くなりました。

85才でしたので、天寿を全うできたのではないかと思っています。67歳の時に前立腺ガンを患ったものの、進行は緩やかで、通常の生活に支障はなく、むしろ、夫婦で毎日のように出かけ、大好きなお酒を飲み、健康な日々を過ごしていました。しかし、ここ最近体調を崩し、お酒が飲めなくなり、食欲もなくなったため、病院で診察した結果、即入院となり、約2週間の闘病生活の末、亡くなりました。

その日は、午前中に母と私と妹で見舞に行き、いったん帰宅したのですが、その後、呼吸が厳しくなり、13時頃には息を引き取りました。そのため、その瞬間には立ち会うことはできませんでしたが、苦しむ姿を見せたくないという父の最後の思いやりだったのではないかと思っています。

そこから私の「喪主」としての務めが始まりました。もちろん、生まれて初めてのことなので、いろいろと戸惑いましたが、あの日から約2週間があっという間に過ぎ、今日までに、病院、葬儀屋などへの支払いを済ませ、一段落ついたかなと言う感じです。

納棺、火葬、通夜、葬儀、法要と一連の儀式が終わりました。地域によって異なると思いますが、その間、喪主の挨拶が4回ありました。火葬の前、通夜の後、葬儀の後、法要の前です。
葬儀屋さんから挨拶の例文が渡されていたので、骨子は大体押さえることができたと思います。

特に、たくさんの人が集まる(と言っても、家族や親類での小さな葬儀なので30名ほどでしたが)通夜の挨拶は、自分なりにアレンジして、父のことや私の家のことなどを盛り込んでお話しし、今後ともお世話になりますとの思いを伝えたつもりです。
また、地域の方々が家に弔問に訪れてくださり、そのたびにお礼を言うのが喪主の勤めと言われ、30人ほどの方にお礼を言いました。

その後、葬儀や香典の整理の後、諸々にかかった費用の支払いを今日終えたという所です。大したことはしていないのですが、やはり、疲れました。

誰もが、親御さんや家族の葬儀で「喪主」を務める可能性があることと思います。費用面で苦慮することがあったり、様々な人への対応で苦慮することもあろうかと思います。本当に大変な役割です。しかし、誰かがその役を務めないと葬儀は成り立ちません。

今回は、自分の父親なのですべて納得の上で務めることができました。ただ、その役割を十分に果たせたとは言えないかもしれませんが…。滞りなく終えられたことに、葬儀屋さんを始め、地域の皆様、親戚の皆様、家族のみんなに感謝したいと思います。

父との別れは悲しいものですが、いずれ誰もがこうして旅立っていくことを認めざるを得ません。60歳という年齢で定年退職の身であったために身軽にいろいろと動き回れたことは幸いだったと思います。

「お前のおかげで幸せだった。体に気をつけろよ。」と言って逝った父を手本に、今後の人生を楽しく健康に過ごしたいと思っています。

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