アコギ1本弾き語りシリーズ! 「セプテンバー」をアップ!
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「セプテンバー」をアップ!
このシリーズ、「チューリップ」の「セプテンバー」(1974)をアップします。
この曲は3rdアルバム「TAKE OFF離陸」に収められています。セプテンバーつまり9月というのは、秋の初めということで、吹く風にも秋の気配が漂ってくる頃です。と言っても、最近は9月の残暑もかなり厳しいものがありますが。いずれにしても、秋の訪れは様々に模様替えが行われる季節と言えるのではないでしょうか。出会いと別れもまたその模様替えを加速させます。
この曲はすてきな出会いが歌われつつ、後半は別れた恋を探している悲しさも漂います。
【せつなsong度】4
非常に短い曲ながら、小気味よく刻まれたリズムの中坦々とメロディが流れ、サビで盛り上がった後再び同じメロディで曲を締めています。長調でありながら、後半の歌詞に見られる追憶が寂しさを醸し出している「せつな歌」と言えるのではないでしょうか。
【せつなmelody】4
Aメロとサビの組み合わせだけの単調さがかえって切なさを伝えているように思われます。
【せつなword】4
「夏が通り過ぎ 風がながれて」
何気ない表現ですが、季節の移り変わりと物語の展開をうまく表した表現だと思います。
「人ごみの中にいつか君を さがしている僕なのさ」
誰にもこのような経験があるのではないでしょうか。このさり気ない表現が寂しさを誘います。
【せつなplay】4
前奏のギターのリズミカルなストロークの刻みに引き込まれます。サビは盛り上がりとうねりを感じさせつつ、曲の終わりへと進んでいきます。弾き語りとしては、緩急が要求され、メリハリが感じられます。また、エンディングには巧みに転調を取り入れており、最後の最後まで余韻を引っ張っています。
【総評】
曲としてはアッという間に終わりますが、だからこそ、聞き終わった後の余韻から伝わるものが多い曲だと言えるのではないでしょうか。
【最後に】
8月はなかなかアップできずにあっという間に月日が流れてしまいました。もうすぐ9月を迎えると言うことで、この曲を選びました。大好きなチューリップにはまだまだ名曲がたくさんありますので、披露できたらと思っています。
さて、残り少ない8月ですが、後何曲アップできることやら。
それでは、次回もお楽しみに!