アコギ1本弾き語りシリーズ! 「ひとり上手」をアップ!
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「ひとり上手」をアップ!
このシリーズ、中島みゆきの「ひとり上手」(1980)をアップします。
冬の歌として、この曲に挑戦してアップしたのが2月13日であり、この記事を書いている1ヶ月半も前のことになってしまいました。
その間、常に心に引っかかっていました。言い訳をすれば、WEBライターの仕事に追われていたことや、篆刻印の注文が入り始めたことなどで今日に至ってしまい、恥ずかしい限りです。
さて、中島みゆきさんと言えば、誰もが認める女性シンガーソングライターの大御所です。私なんぞが「何をか言わんや」でたくさんの女性ファンの心を捉えて離さない憧れの方です。
恐れ多くて私自身は彼女の曲を歌うことはほとんどありませんでした。札幌出身であり、北国というだけで何となく身近に感じていたものの、女心の核心に迫る彼女の曲に近づくことはできないと半ばあきらめて歌えなかっただろうと思います。
そんな彼女の代表曲とも言える「ひとり上手」に挑戦したのは、同じYouTubeでギター一本で弾き語っている方に出逢ったからです。とてもお上手にイントロや間奏などもギターで編曲なさっており、感動しました。
また、自分のコンサートで「女性シンガー特集」という企画をして、荒井由実、竹内まりや、五輪真弓さんらとともに、外せないのが中島みゆきさんであり、彼女の曲としては「ひとり上手」が歌えそうという気持ちで挑戦してみました。
【せつなmelody】4
全編を通して短調による悲しいメロディが胸を締めつけます。サビに至っても、割と坦々と流れるメロディがむしろ、ひたひたと押し寄せる寂しさと決別の辛さを際立たせているような気がします。
【せつなword】5
「私の帰る家は あなたの声のする街角」
「あなたの帰る家は 私を忘れたい街角」
この2行の対比は残酷すぎる二人の心を表現しています。相手を求める女性と、その相手を避けようとする男性。そんなドラマをこんなにわかりやすく表現できるのが、みゆきワールドなのだと思います。とても、男の私なんぞができる芸当ではありません。
さらに厳しいのが、
「冬の雨に打たれて あなたの足音をさがすのよ」
凍えて死んでしまうかも知れない状況でさまよう様は、哀れ極まりないですね。しかも、その姿がますます彼の心を自分から遠ざけてしまうのに…。
「手紙なんてよしてね なんどもくり返し泣くから」
手紙の残酷さをこれほどうまく表現するとは、さすがですね。
「電話だけで捨ててね 僕もひとりだよとだましてね」
こんな女心はとても書けませんね。
ということで、歌詞の全てがせつな歌の最高レベルと言えるのではないでしょうか。
【せつなplay】3
ギターのプレイとしては、前奏も間奏も同じメロディなので、一回マスターすれば大丈夫なのですが、私のような未熟者だとやはり何回も練習が必要でした。
でも、ほぼ原曲をそのままギターでアレンジしているので曲としての完成度は高く、弾き語りの曲としてはぜひ皆様に聞いていただきたい曲と言えます。
【総評】
みゆき節の傑作と言える「ひとり上手」は男女の別れ歌として今後も永く歌い継がれることでしょう。
「一人が好き」という言葉の裏には
「私を置いていかないで」
「ひとりが好きなわけじゃないのよ」
という本音が隠れています。見事にその心を歌い上げた中島みゆきさんに完敗ですね。
【最後に】
女性シンガー特集の中で、どうしても外せない中島みゆきさんです。この曲を歌えたことにホッとしています。できはさておき、いつかは挑戦しなければと思っていたからです。
まだまだ、彼女の素晴らしい曲は尽きません。今後も挑戦します。
新年の決意通りに何事もうまく行くわけではありません。
でも、ボーッと一日を見送っているわけでも無く、それなりに忙しい日々です。それはそれでいいのだと思っています。特に、「暮」=生業、生計を立てる、このことの難しさを痛感しています。
ライターの仕事では、300円稼ぐのも一日がかりで大変です。
そんな中、YouTubeへの動画アップも弾き語りブログのアップもままなりませんが、ライフワークとして続けていけたらと思っております。
それでは、次回もお楽しみに!