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Ⅵ ライブに向けて ② 会場探し

Ⅵ ライブに向けて ② 会場探し 
 
ライブには会場が必要です。路上ライブという手もありますが、天気に左右されやすく、電源の確保や使用許可などの問題点も多いです。もちろん、その場所で多くのストリートミュージシャンがライブを行っていて、その方たちからの情報のもとにやれるのであればいいのですが、そのような場所は大都会の限られた場所で競争率も高いと思われます。何より、まったく関係のない人の流れの中で歌を聞いてもらうのは、かなりハードルが高いでしょう。
私の経験は小さな街でのことですから、あまり、参考にはならないと思いますが、お伝えします。
 
1.障がい者生活支援センター・老人施設
私の初めてのライブ会場でした。集客はセンターがやってくれました。機材等は自前です。20~30人ほどの会場で、お客さんは、障がい者の方が大部分でした。ここは、障がい者の方々の憩いの場でもありますので、できれば参加型のプログラムで一緒に歌ったり、楽器を演奏してもらうのがよいでしょう。
その他、老人施設・デイサービスセンターでもやりましたが、当然お客さんはご老人が多いので、選曲に工夫が必要ですね。
 
2.記念館
街の中には、いろいろな記念館があるかと思います。その中には、小ホールが設けられ、ライブには持って来いの会場があります。40~60人程度でしょうか。機材等は自前です。チラシやポスターも自前です。配布場所は自分で開拓する必要があります。会場設営は、担当の方が手伝ってくれると思いますが、自分でやる覚悟が必要です。また、使用料も発生します。それほど高額ではありませんが、備品等も含め、しっかり、確認する必要があります。会場が設置しているホームページや広報紙で宣伝してもらえる可能性もあります。
 
3.勤労青少年センター
市民体育館などと併設して、設けられ、体育館などかなり広い会場を使える所もあります。その他は、記念館と同様かと思います。
 
4.市民会館・市民ホール
本格的なプロのコンサートも行われる会場です。私は、サークルのコンサートで使わせていただいております。大きさは様々ですが、100~1,000人、それ以上の会場もあると思います。約2万円~と、使用料が格段に高くなります。しかし、仮に10万円の会場でも10人で割り勘で使うと、1万円であり、1年に1回などはこのような会場でのライブも夢ではありません。音響や照明機材があり、スタッフがいたりと、本格的です。
 
5.イベント
地域の様々なイベントでのライブです。私は、駅前ライブ、デパート、観光施設などや、さくら祭りや秋祭りで行いました。そのイベントによっていろいろでしょうが、いくつかのバンドが決められた時間に参加することが多いです。機材等はスタッフがいることが多いと思われます。もちろん、コマーシャルもイベントの主催者が行います。ギャラや謝礼がいただける場合が多いでしょう。ただし、依頼されるまでは、それなりにつてのある方にお願いしたり、実績を積むことも必要と思われます。
 
6.喫茶店・カフェ
ライブ会場として場所を提供している喫茶店は少し敷居が高いのですが、思い切って相談してみましょう。会場費を取るかどうか、機材の設備があるかどうかはその店によると思います。もちろん、集客は自分で行いますし、お客さんには飲み物などのオーダーが義務づけられたり、あらかじめワンコイン500円などの値段が設定されたりします。例えば、30人以上の集客をノルマとしますという店もあります。当然、お店をしばらくの間貸し切りにしたり、セッティングしたりするなど、ご迷惑をおかけするので、その辺の配慮が必要となります。
カフェも喫茶店同様と思われますが、私自身は今後開拓していきたい分野です。
 
7.スナック
行きつけの飲み屋さんでも、ライブをさせてくれるところがあるかも知れません。今は、フォーク酒場も流行りなので、相談してみましょう。私は、スナックでやらせていただきましたが、ビールを飲みながら静かに聞いてくださいました。場所代やノルマが発生するものと思われます。
 
8.ライブハウス
私自身は単独でライブハウスでのライブは経験がないのですが、当然料金がかかりますし、ノルマも発生します。ただし、機材やスタッフがそろっている点は安心です。いくつかのグループと一緒に割り当てられた時間の演奏となることが多いようです。しかし、単独で集客もしなければならない場合はいろいろ大変かと思われます。
 
 以上、会場について、私の経験と共に書きました。いずれにしても、いろいろと情報を集めながら徐々に会場の確保に向かっていけば良いのではないかと思います。

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