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「何にも無い」ことが「幸せ」!

「何にも無い」ことが「幸せ」!
 
極めて私事ですが、退職まで、残り9日となりました。世の中は新型コロナウィルスへの対応等で騒がしい毎日ですが、この季節「人事異動」の時季でもあります。
 
この春、めでたく?定年退職を迎える自分にとって、同職の方々の異動は達観?して見ていられるものの、同じ定年退職者の異動は気になるところであります。再任用や天下り的な異動の記事を見ると、心が揺れます。なぜなら、私には4月1日からの仕事に何のあてもないからです。
 
つまり、4月1日からは、一切のフリーとなるのです。仕事として、何の制約も受けることなく、全く自由な日々が始まるのです。何とすっきりしているのでしょう。これまでの人生で、こんな風に自由になることは一度もありませんでした。
 
代わりに、収入となる仕事のあても、一切無いと言うことになります。だからといって、明日から路頭に迷うことはありませんし、細々と食べていくことぐらいは何とかなりそうです。
 
考えてみれば、こんな、「何にも無い」生活は望んでもできるものではありません。今までそれなりに勤め上げた自分への、神様からのご褒美なのかも知れません。
 
「何にも無い」ことが「幸せ」!
と考えることにします。
 
もちろん、「遊暮人」(ゆうぐれびと)の生き方からすれば、「遊」であるやりたいことは山ほどあります。また、「暮」である生計を立てる方法については、今後開拓していく楽しみもあります。
 
ですから、「ひねもすのたりのたり」(「春の海 終日のたりのたりかな 与謝蕪村」)と暮らすことは難しいかも知れません。しかし、しばらくは「何も無いことの幸せ」を味わいたいと思います。
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