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アコギ1本弾き語りシリーズ! 「置手紙」をアップ!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「置手紙」をアップ!
 
やはり、かぐや姫シリーズです。
「22才の別れ」と並ぶ名作でスリーフィンガーがベースの曲です。
何と言っても歌詞の節々に、伊勢正三さんの感性が光ります。
 
「君はまだたくさんの紙袋を抱えたままで、この手紙読んでいるだろう」…当時はスーパーの買い物は紙袋で、ネギなどが袋から頭を出している様子が思い浮かびます。
 
「僕のほんの一言がまだ二十歳前(はたちまえ)の君をこんなに苦しめるなんて」…伊勢正三さんは、二十歳前(はたちまえ)が好きですね。「22才の別れ」にも「17本目からは一緒に火を付けたのが昨日のことのように」とあります。まあ、大学生になるのが17・8才ですかね。だから、少し大人の恋をし始める頃の年齢なのかも知れません。
 
「どこかの町のカフェテラスでビールでも飲んでいるだろう」…何だか格好つけているような歌詞ですが、曲と相まってそんな嫌らしさが感じられないのが不思議です。
 
最後に、「君が帰る頃は夕暮れ時、部屋の明かりはつけたままで」…と、なかなかの生活感があふれる歌詞ですね。敢えて言えば、この部屋は彼女の部屋なので電気代の心配はない訳でしょうが。
 
また、この曲には、スリーフィンガーというギター演奏と共に、dim(ディミッシュ)コードが2つ出て参ります。当時は、面食らいました。見たことのない、あるいは、見たとしても無視してきたコードだったので、ダイヤグラムを見て何とか押さえて弾いてみて、「ああ、いい響きだな。」と思った記憶があります。しかも、2種類登場するのですから、焦ります。しかし、くどいようですが、その響きに魅せられたのも事実です。
 
現在では、このようなdimコードやテンションコードのある曲も珍しくなくなり、こんな素人の私自身でさえも積極的にオリジナル曲に使って、響きを楽しんでいます。
 
とまあ、歌詞もコードも奏法もすべておしゃれで切ない曲でしたので、ずーっと心に残る曲として弾き語ってきました。今回のアップに当たっては、途中に入るマンドリンの相の手(おかず)を再現しましたが、歌との絡みのタイミングに手間取り、なかなかに難関でした。
まあしかし、できれば2人ぐらいでコーラスなども付けたい曲ですね。
 

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