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アコギ1本弾き語りシリーズ! 「順子」をアップ!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「順子」をアップ!
 
このシリーズ、「長渕剛」の「順子」(1979)をアップします。

 
この曲は「逆流」というアルバムに収められていた曲をファンの熱烈な要望で、シングルカットしてさらに大ヒットしたとされています。「順子」という女性の名前そのものをタイトルにしたことや、詞の内容など、長渕さんにとってはなかなか大きな存在の曲だったようです。
 
また、弾き語りではギターの伴奏がずんちゃ、ずんちゃとリズムを刻みつつ、悲しげに名前を呼ぶなど、全体として大変切ない失恋歌となっております。
 
「終わりさみんな終わりさ 僕のひとりよがり 君へつないだ心の糸は今プツリと切れた」
恋とは往々にして「ひとりよがり」なものだと思います。そして、別れ際には言い訳をする様にそのことを相手に告げるということが多い様な気もします。さて、「心の糸」を切るのはだいたいお相手の女性なのですが、今回は違う様な…。
 
「順子 君の名を呼べば 僕は切ないよ」
全くストレートに、名前を呼び、そして、切ないと言い切ります。女性の名前をタイトルにつけ、そして、歌中でその名前を呼ぶパターンは、村下孝蔵さんの「ゆうこ」という曲と通じます。私も同じように曲を創る立場としては、なかなかに勇気のいるタイトルだと思います。
 
「順子 君の名を呼べば 僕はかなしいよ だから心のドアをノックしないで ノックしないで」
順子さんに対して、堅く心の扉を閉ざしてしまったとのことで、「ノックしないで」と歌っておりますが、通常は、ノックされることはないものだと思います。むしろ、「ノックして!もう一度やり直そう」というのが、振られたパターンだと思います。
 
つまり、この主人公の男性は振られていないということになりますでしょうか?
 
「あと2年待つことが そんなにいやだったとはね」
「内緒であんなやつと 僕と比べていたとは 冗談のひとつにもなりゃしない」
ここで少し具体的なお話が出て参ります。主人公は、「2年間待ってくれ」的な行動を取ってしまった。そして、離れている間に、比べる様な別の男性が現れていた。(いや、もともといたのかも知れません。)ということが、引き金となり、二人が別れるに至ったということです。しかし、別れを切り出したのはどちらだったのか?という疑問は解決されません。
 
「心のドアをノックしないで ノックしないで」
最後の最後までこのように歌っていることから、彼女にノックする可能性が見られるということなのでしょうか。しかし、それは男の思い上がりかもしれませんね。何て悲しい…。
 
ギターテクニックとしては、それほど難易度は高いものではありませんが、弾き語り曲として、アコギの演奏でひとつの世界を作り上げているという点で、高い人気があることは事実です。今回この曲を取りあえずアップできたことにより、弾き語りに関わる者として、ひとつクリアできてよかったなあと感じているところです。
 
さて、5月中に40曲のアップを達成し、少し油断していたら、6月も5日となり一週間ほど間が空きました。今後も、「切ない歌」を弾き語り続けたいと思っております。ギターの難易度は低くとも!
 
ということで、皆様の期待に応えられないかもしれませんが、がんばりますのでよろしくお願いいたします。
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