アコギ1本弾き語りシリーズ! 「わかって下さい」をアップ!
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「わかって下さい」をアップ!
このシリーズ、「因幡晃」の「わかって下さい」(1976)をアップします。
秋の歌として、この曲に挑戦しましたが、「せつな歌」としてもなかなかに存在感のある歌です。また、因幡晃さんは、秋田県出身であり、しかも、大館市ということで、非常に身近に感じております。6年ほど前、大館市民会館でライブを行ったことがありますが、当然地元の歌手ということで、この曲を歌いました。また、ヤマハのポプコン出身ということもあり、その点でもたたき上げの感があり憧れの人でした。しかし、何と言ってもこの曲をデビュー曲として歌った、キーの高い澄んだ歌声に魅了されたことはいうまでもありません。
【せつなsong度】5
タイトル、歌詞、歌声と、どれをとってもドストライク「せつな歌」の頂点に位置することは間違いありません。
【せつなmelody】4
全編を通した短調、そして、民謡のこぶしにも通じるメロディの転がしは、歌唱力の高さを見せつけると共に、キーの高さは切なさを倍増させています。
【せつなword】4
何と言っても、サビの
「これから淋しい秋です 時折手紙を書きます」
「涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい」
この歌詞がこの曲の全てだと思われます。秋の訪れと共に終わる恋。しかし、二人の関係を終わりにできない心が手紙を書きたがります。…今は、メールでしょうか?
涙による文字のにじみは、紙の手紙とインクでなければあり得ないことでしょう。そして、最後にタイトルである、「わかって下さい」で曲を締めくくる。
この歌詞はなかなかに考え抜かれたものと思われますが、このことばをタイトルに使ったところに、切なさが表れていますね。
【せつなplay】3
ギターのプレイとしては、単調なアルペジオからサビにストロークと良くあるパターンであり、それよりも、歌唱力を問われる歌と言えます。
【総評】
夏の終わりの哀しみをもとにした「秋の歌」が一般的に「せつな歌」であることは、ほぼ間違いありません。しかも、真っ正面からそのことに挑戦して、さらに、聴く者の心を惹き付けるメロディと歌詞、そして、因幡晃の独特な歌い回しと哀愁を漂わせる歌唱によって、タイトルの「わかって下さい」に着地させることにより、この曲は聞く人の心を捉えて放しません。
久し振りに、この曲を歌い、昔感じた情感がよみがえってきた時、言い知れぬ懐かしさに包まれました。「若かったなあ」としみじみ思わされもしました。
【最後に】
この曲をアップしたのが9/15で、今日は10/6で、すでに20日ほど過ぎました。秋はすでに、寒さを伴うようになってしまいました。
YouTubeのアップもなかなかできずにいますが、10月17日には、弘前文化センターでの一代イベント、atomギターサークル結成5周年記念コンサートがあります。何としても、これを成功させたいと意気込んでおります。ということで、ブログやYouTubeはままなりませんが、何とかお許し下さい。
それでは、次回もお楽しみに!