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「フォークソング」と「懐メロ」のこと

現在の私の音楽活動のテーマは「懐かしいフォークソングをもう一度!」です。また、コンサートのチラシには「あの頃涙した切ない歌を一緒に口ずさみませんか?」などと書き込んだりしています。おおよそ、1970年から80年代の曲を「フォークギター」(アコースティックギター)で弾き語りで歌ったり、お客さんと一緒に歌って楽しんでいます。「フォークソング」も「フォークギター」も今はもはや死語です。しかし、あの頃は確かにそのように読んでいました。また、はっきりとは言えませんが、おおよそ70年の後半には、あの頃の分類で「ニューミュージック」と呼ばれるものも出てきて、それらも歌っています。また、その他に、歌謡曲やロックなどもありました。演歌も流れていましたが、好んで聞くことはありませんでした。私にとっては、10~20代の頃です。この年頃に聞いた音楽は、その人の人生に大きく影響するのだと思います。そして、あの頃の曲を懐かしみ、あの頃のことを想う…そんな時間がとても好きです。人はこれを「懐メロ」というようです。父や母の演歌中心の「懐メロ」を少し小馬鹿にしていた私ですが、私の「懐メロ」も若い人には小馬鹿にされる「フォークソング」なのだろうと思います。ただし、10歳ほどの先輩からは、おまえが歌う曲は「フォークソング」ではないと言われたりします。歌声喫茶などで歌った曲や反戦歌などは、私の「懐メロ」とは少し時代が違っています。ですから「あの頃涙した切ない歌を一緒に口ずさみませんか?」と言いながら、「あの頃」の違いがあることを感じているこの頃です。

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