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最後の卒業式~「相中歌」

最後の卒業式~「相中歌」

私にとって、教員生活最後の卒業式。多少の縮小等はあったものの、今年度の卒業式が無事挙行されました。練習時間や準備時間が少なかったにもかかわらず、式は厳粛かつ粛々と、そして、去りゆく寂しさを参加者の誰もが噛みしめながら行われました。
参加した特別来賓の方から、「感動しました」との言葉をいただき、ほっと胸をなで下ろしました。卒業生も在校生も大変立派な態度で誇らしく思えました。
式の後は、例年は会場を変えて行われる「卒業を祝う会」を、そのまま体育館で内容を縮小して行うこととなりました。
私は、保護者の代表の方から「余興の部で何かやってください」と言われていたので、1曲だけ歌わせていただくことにしました。そして、その曲は先日ようやく完成した「相中歌」~志たかく 情けあつく~と決めていました。
体育館のステージで、ギター1本で何とか最後まで歌い終わり、その後に予定されていた出張に出かけました。と、なんとも慌ただしい日程です。
「相中歌」は、3月7日からはYouTubeで公開しておりました。
また、地元のFMジャイゴウェーブの私が担当する、ラジオ番組「懐かしいフォークソングをもう一度!」でも3月10日に披露しました。
そして、その歌詞を書にしたため、パネルに入れて式の当日、玄関に飾ってもらいました。普通は、恥ずかしくてできないことだと思います。私もいろいろと迷いましたが、8年間お世話になった本校に感謝の心を込めて形のあるものを残したいと思い、どこか校内の片隅に飾ってもらえたらと、寄贈することとします。
どうか、最後のわがままとしてお許しください。
 
 
「相中歌」~志たかく 情けあつく~
             詞・曲 atom
フクジュソウの花が咲き
希望に高鳴る鼓動
残雪の峰迫る岩木山
ふるさとの誇りを忘れまい
志たかく 情けあつく
歌い遊んだ三年
今はいざ別れ行くけど
いつの日かまた夢を語ろう
 
マラソンねぷたまつり
歓声に胸が震えた
想い出を胸に秘めつつ
今海原にこぎ出す
志たかく 情けあつく
笑い転げた三年
今はいざ別れ行くけど
いつの日かまたあつく燃えよう
 
懐かしい友や先生
またどこかで会えるだろうか
悩み惑う雨の日には
傘を差し出す人でありたい
志たかく 情けあつく
学び鍛えた三年
今はいざ別れ行くけど
いつの日かまたここに集わん
 
IMG_0762-1.jpg

「相中歌 ~ 志たかく 情けあつく ~」

「相中歌 ~ 志たかく 情けあつく ~」
 
最後の勤務校となった、相馬中に「相中歌」を贈ります。
いよいよ今年度も終わりに近づいて来ました。その前に、新型コロナウイルス流行の中、高校受験、卒業式、修了式と行事が行われる予定ですが、どうなることでしょうか?
 
私にとっては、38年間の教員生活最後の勤務校となりました。
素人とは言え、シンガーソングライターの端くれとして、何とか歌を作って残したいと思ってきました。
しかし、なかなか簡単にできるものではありませんでした。
 
8年間お世話になった、相中に感謝とお別れの気持ちを込めて、歌を贈ります。後残り24日で勤務が終了するという、今日、何とかYouTubeにアップすることができました。今はやり遂げた満足感で一杯です。(もちろん、歌のできはまだまだですが…。)
 
定年退職が待ち遠しかった数日前まで。今は、すぐそこにその日がやってきており、やはり、寂しく感じます。しかし、いつかは誰もが旅立つ時を迎えます。ただ、卒業生には、別れの今こそ再会を約束して飛び立って欲しいと願っています。
はなむけの言葉として、私の教育信条である「志たかく 情けあつく」を添えて。

そして、卒業生の進路希望と生徒全員の夢が叶うことを心から祈っております。

「篆刻(てんこく)」を再開しました!

篆刻(てんこく)」を再開しました!
 
仕事上の必要性から、落款印を作ることにしました。それは、別れに送る「ミニ色紙」に筆で自書し、落款を押すためです。
minisikisi.JPG
 
下が、別れに送る「ミニ色紙」2種です。
sikisiyume.JPGsikisihana.JPG
篆刻とは、簡単に言うと「はんこ作り」です。昔から、書道が好きで、作品に押す真っ赤なはんこに憧れていました。このはんこを「落款(らっかん)」といい、書道家は自分で石に彫るのだそうで、この印もまた作品の一部として、芸術としてなかなか奥が深いものだと言うことです。
20代の頃少し勉強して自分のはんこ以外にも、他の人から依頼され、その方の名前を彫っては、お礼をいただいたりしました。
現在60才になり、再び篆刻に挑戦しました。かなり小さめのいくつかの作品を彫って、当時の感覚を取り戻しつつあります。一人こつこつ、無言で石を彫る作業は、自分に向いている作業なのだろうと思います。
左から、「あ」「アトム」「修」「修」「アトムの顔」です。
in.JPG
具体的なやり方は後で詳しく紹介できればと思っております。YouTubeでも紹介している腕に自信のある方やプロの方々がおられますので、興味のある方はご覧になるといいと思います。
 
私としては、今自分がやっている「ミニ色紙作り」の一環として、この「はんこ作り」を皆さんにも紹介できたらなあと思っています。
今後、コンサート活動の中に、この「篆刻=はんこ作り」のワークショップを取り入れた活動を行う予定です。
 
また、自分のオリジナル曲の歌詞を書いたミニ色紙とスタンドをセットで販売できたらなあと思っています。買う人がいるといいのですが。下の「遊暮人」のスタンプを押した白い三角形の紙がスタンドです。
stand.JPG

「マイナスの積極性」もあり!

「マイナスの積極性」もあり!
 
新型コロナウイルスの対応で、いろいろなイベント等が中止やキャンセルになっております。
報道によると、数時間前のあまりにも突然のコンサート中止があったとのことです。
そのことは、主催者側にとっては大変な損失や痛手であり、苦渋の決断であろうと思います。また、楽しみにしていたファンにとっては大変辛い出来事であり、やり場のない憤りを感じておられることと思います。それにしても、個人的には、正直なところもう少し早く決断をすべきでなかったかという思いがあります。
しかし、やはり冷静になると誰も責めることはできないと改めて思います。
 
「挑戦」という言葉があり、私自身、定年を前にしたこの1年間は特に様々なことに、「挑戦」の意気を強く抱いてやってきました。中には、その勢いに自分を奮い立たせ、少し無理をして敢行したものもあり、それこそが「挑戦」だと思っていました。
 
しかし、敢えて行動したり、参加することだけが「挑戦」ではないと思うようになりました。「依頼は全て受けて立つ、何でもかんでも前向きに」という姿勢はどうなんだろうと。
それよりも、その反対として、「依頼は全ては受けない、前向きに捉えて断ることもあり」ということが必要ではないかと思います。
 
いわば「マイナスの積極性」も重要なのではないかと思います。
「最善」という言葉や「完璧」という言葉がありますが、必ずしも何事もそうであることはあり得ません。だからこそ、「マイナスの積極性」で捉えた決断が、「最善」や「完璧」により近いものと判断したら、そうすべきだと思うのです。
 
新型コロナウイルスへの対応から、敢えて「マイナスの積極性」で物事を考える「挑戦」もしていくべきと考える今日この頃です。

パワーフレーズ ② 「休眠打破」

パワーフレーズ ② 「休眠打破」
 
最近知った言葉に、「休眠打破」があります。私のパワーフレーズに加えたいと思っています。
何となく言葉自体に勢いや力強さを感じます。
 
意味は、植物の一例として、桜は夏に翌春咲く花芽を形成しますが、秋頃からいったん休眠に入ります。そして、その花芽は、冬季に一定期間低温にさらされることがきっかけとなり、休眠から覚めるのだそうです。そして、その後の気温上昇と共に花芽は成長して開花に至ります。しかし、冬暖かすぎると春先の気温が高くても開花が遅れることがあるとのことです。
 
すなわち、桜の花が咲くのはこの「休眠打破」を通過して、低温にさらされ目覚めたから開花したという事なのです。つまり、生ぬるい環境にいただけでは桜は咲かないという事です。厳しい環境が、桜の目を覚ますことへの衝撃=合図となるという訳なのです。(このことは他の植物にも見られ、休眠打破の因子は、気温以外もあるとのこと)
 
これは何も桜だけに言えることではないですね。我々人間にも、全く同じことが言えるのではないでしょうか?
 
生ぬるい世界に浸かっていると、人間もダメになってしまいます。厳しい世界に敢えて身を置くことで、自分自身を鍛える事が出き、素晴らしい花を咲かせることができると解釈できます。
今年は暖冬少雪で、津軽も過ごしやすい冬でしたが、桜にとってはどうだったのでしょうか?
弘前公園の桜は日本一と言われています。
今は石垣の改修工事のためお城が別の場所にありますが、「弘前のお城と桜は日本一」と言われています。
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また、お堀に散った桜の花びらが水面を埋め尽くす様も圧巻です。これを「花筏(はないかだ)」と呼んでいます。
hanaikada.jpg
今年もまた、厳しい寒さを乗り越えて、桜祭りが行われることを思うと、今から心がときめきます。