アコギ1本弾き語りシリーズ! 「春雨」をアップ!
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「春雨」をアップ!
このシリーズ、村下孝蔵さん第1弾「春雨」(1981)をアップします。
このシリーズ、村下孝蔵さん第1弾「春雨」(1981)をアップします。
私の中での「切ない歌」ベスト3に入る曲です。同年代のギターを弾き語る人でこの方の曲を知らないという人はいないし、きっと弾き語りのレパートリーにこの方の曲が入っていることでしょう。あるいは、いつか弾いてみたいと憧れているのではないでしょうか。
しかし、残念ながらご本人はすでにお亡くなりになっております。46才という若さでした。シンガーソングライターであり、ギターの名手であり、そして、歌も大変お上手でした。そんな方が、もうこの世にないことが残念でなりません。
この曲「春雨」の切なさが歌詞の中で光るのは、「心を編んだセーター」でしょうか。なかなかできない表現ですね。また、「あの人が好きだった悲しい恋の歌」とあり、男性の好むそのような「悲しい恋の歌」とはどんな歌なのか、想像がかき立てられます。
さらに、「古いレコードに傷をつけた」という表現には、手首に傷をつけるような、心がかきむしられる哀しさを感じます。
極めつきは、「どうして最後は黙っていたの 悲しすぎるわ」です!
きっと、別れの極(きわ)には言葉が出てこないものだと思います。もう二度と、永遠に会うことのない生き別れに言葉の出しようがありません。ましてや、男が切り出した別れであれば、言葉が出ようはずがありません。
そして、その別れが「春雨」とともに訪れるこの曲のシチュエーションは何と言えば良いのでしょうか。おそらく穏やかであり、濡れても気にならない雨が静かに降り続いており、これから季節がさらに暖かくなろうとしている頃で、なおさら別れの哀しさが体に染み込み、歩けないほどに雨の重さを感じているのではないかと思われます。(実際は濡れていないようですが…)
さらに、この曲の魅力は、ギターの伴奏です。今回は、ギター以外の楽器も取り入れ、全体を表現してみましたが、いつも通り、なかなかに難しい演奏であり、耳コピからすでに数週間が過ぎても尚簡単には弾けませんでした。
また、ギターに集中すれば、歌がおろそかになり、自分なりに満足できる演奏までには随分時間がかかりました。もちろん、ギターも歌もお恥ずかしい限りのできですが、ご容赦ください。
今後、また村下孝蔵さんシリーズを続けていくことは、かなり険しい道のりです。さてさてどうなることやらですが、孝蔵さんの曲は憧れであり、目標でもありますので、今後も挑戦し続けたいと思っております。
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