エントリー

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「サボテンの花」をアップ!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「サボテンの花」をアップ!
 
このシリーズ、「チューリップ」の「サボテンの花」(1975)をアップします。
 
大好きなグループ「チューリップ」の中でも特に好きな曲№3に入ります。
私のコンサートでもアンコール曲として、「心の旅」を良く歌っております。しかし、好きな曲№3に入りません。
 
思いつくままに好きな曲を上げると、「青春の影」「銀の指環」「風のメロディ」「セプテンバー」「娘が嫁ぐ朝」「約束」「神様に感謝しなければ」「そんな時」「僕のお嫁さん」…ときりがありません。№3も定かではありません。
 
この曲は1975年に8枚目のシングルとして発売されましたが、その後、1993年にフジテレビのドラマ「ひとつ屋根の下」の主題歌として使われ、リバイバルヒットしました。このドラマがトレンディドラマとして未だに視聴率歴代最高記録が破られていないほどの大ヒットしたことと相まって、この曲も売れたのだと言うことです。残念ながら、私はこのドラマをよく知りません。
 
しかし、ドラマを知らない人間でもこの曲に惹かれるのは、この曲自身がもつ魅力によるものであることは間違いありません。
 
「ほんの小さな出来事に 愛は傷ついて 君は部屋を飛び出した 真冬の空の下に」
このフレーズだけで十分に泣けてきます。…私だけでしょうか?
 
「編みかけていた手袋と 洗いかけの洗濯物 シャボンの泡が揺れていた 君の香りが揺れてた」
そして、生活そのものを切り取った「編みかけの手袋」と「洗濯物のシャボンの香り」がリアリティを増して、心に迫ります。
何という別れの悲しさなのでしょう。
 
「君が育てたサボテンは 小さな花をつくった 春はもうすぐそこまで 恋は今終わった」
最後に、サボテンの花だけが残る意地らしさと寂寥感。心待ちにしていた「春」がすでにやってきていたことに気付きつつ、行く先に希望を見いだせない暗澹たる心。
 
最後は、
「何かを見つけて生きよう 何かを信じて生きてゆこう この冬が終わるまで」
と歌っていますが、どうなのでしょうか?果たして、そんな力が湧いてくるのでしょうか?
私には、泣きながら部屋を出て行く後ろ姿がだんだん小さくなって行くようにしか見えません。
 
この曲の演奏上の肝は、イントロのプリングオンです。また、間奏のメロディも山場ですね。今回は全編をスリーフィンガーで伴奏しました。私自身この曲はコンサートで演奏することが多いので弾き慣れていますが、やはり、間奏のメロディは緊張感がありました。
 
さて、大好きなチューリップですが、特集はしない予定です。凝り出すと、1曲に膨大な時間が掛かりすぎるからです。いつかまた他の曲にも挑戦したいと思っております。(「約束」「僕のお嫁さん」「そんな時」など、もうすでにアップ済みの曲もありますが…)
 
次回も、心新たにアップに挑みたいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、また次のアップでお会いしましょう!
よろしかったら ふむふむ… ボタンを!

ページ移動