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アコギ1本弾き語りシリーズ! 「あの素晴らしい愛をもう一度」をアップ!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「あの素晴らしい愛をもう一度」をアップ!
 
このシリーズ、「加藤和彦・北山修」の「岬めぐり」(1971)をアップします。
 
 
この曲はリアルタイムで聴いた記憶がありません。しかし、中3の文化祭で仲間達と一緒にギターの伴奏で大合唱した記憶があります。また、教師になってからは、合唱コンクールで歌っていた記憶もあります。もちろん、自分のコンサートでも毎回のようにクライマックスでお客さんと一緒に大合唱するというパターンが定着しています。
 
もはや、かなり幅広い世代の方々にとっての愛唱歌として根付いている王道のフォークソングです。
 
何と言っても、北山修さんの詞がいいですね。
「命かけてと誓った日から 素敵な思い出残してきたのに」
中学生にとっても、命を賭けて人を愛することの素晴らしさが伝わりました。
 
「あのとき 同じ花を見て美しいと言った二人の 心と心が今はもう通わない」
美しいものに共感する心さえ、いつかは通わなくなる別れがやってくることも教わりました。
 
「あの素晴らしい愛をもう一度」
だからこそ、もう一度やり直したい!…という気持ちと、新しい愛を見つけなければ!…と言う気持ちが交錯しているのではないでしょうか。
 
そして、「あの時 ずっと夕焼けを追いかけていった二人の」「あの時 風がながれても変わらないと言った二人の」「心と心が今はもう通わない」
どんなことがあっても、決して二人の愛は永遠に変わらないと思っていことが幻想であることに気付いてしまうのです。
 
北山修さんの詞は穏やかにしみじみと心に語りかけ、そして、言いようのない寂しさを残しつつ、励まされます。
また、加藤和彦さんの曲でこの歌の世界が見事に形作られ、誰の心にもしっかりと記憶され、誰もが口ずさめる歌へと昇華しているのではないでしょうか。
 
演奏の肝は、ギターのスリーフィンガーであり、イントロのGsus4による装飾ですね。
そうして、この曲は我々日本人の愛唱歌として、未来へと受け継がれていくことでしょう。
以前にも、アップしていましたのでご紹介します。(9年前、27万回の再生でした。) 

 
このようにフォークソング好きにはたまらない、素朴で愛すべきあの頃の曲がまだまだたくさんあります。
次回への期待を膨らませながら、演奏のプレッシャーにおののきながらも、頑張ります!
 

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「岬めぐり」をアップ!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「岬めぐり」をアップ!
 
このシリーズ、「山本コウタロー&ウィークエンド」の「岬めぐり」(1974)をアップします。
 
 
5月になり、緑がいっそう鮮やかに、風も気持ちよく頬を過ぎる、良い季節となりました。何と、青森でさえ、27℃という夏日になり、全国的には真夏日の大変暑い一日になりました。
 
ゴールデンウィークでもあり、行楽シーズンで海や山へのレジャーも楽しいはずだったのですが、コロナで残念です。
 
さて、そんなことから、今日の曲は「岬めぐり」をアップしました。
 
恋に破れた傷心の旅唄ですが、リコーダーでの前奏やアコースティックギターの響きが寂しさと共になんとも言えずノスタルジックで心を離れない、フォークソングの唄本には必ず出てくる名曲ですね。
 
山本コウタローさんといえば、ソルティシュガー「走れコウタロー」が大変有名ですが、ウィークエンドのシングルでも「落ち葉の舗道」「祈り」などの曲が好きでした。
 
「岬めぐりの バスは走る 窓に広がる 青い海よ」
この岬は、三浦半島とのことらしいのですが、作者である山上路夫さんは特定の岬ではないと言っております。
 
「悲しみ深く 胸に沈めたら この旅終えて 街に帰ろう」
返って彼女を思い出してしまうのかもしれませんが、旅で心の傷を癒やすというのはありでしょうね。
特に好きなのは、次の一行です。
 
「砕ける波の あの激しさで あなたをもっと愛したかった」
ときどき、愛も揺らぐようなことが起きますが、ひたすら一途に、一方的だとしても、愛し続ける、そんな愛でありたい。…そう思うときがあります。愛は求めるものではなく、与え続けるものだから。しかし、もう遅い…。
 
「サボテンの花」にも、次の歌詞があります。
「絶えまなく降りそそぐ この雪のように 君を愛せばよかった」
まったく同じような思いではないかと思います。
 
しかし、それは愛が消えてから思うこと…。全てが終わってしまってはもう元に戻ることはできません。
ですから、皆さんも後悔のないように、無償の愛で相手を包める大きな人間になりたいですね。(自分に言い聞かせております)
 
曲は、アコギのG6のスリーフィンガーから入り、イントロのリコーダー部分もギターで演奏しました。それほど、難しい演奏ではありませんが、イントロ、間奏、アウトロと3回出てくるのでやはり緊張しました。
 
こうして、王道の曲をアップして参りましたが、曲は尽きないのですが、私の演奏技術がなかなか付いていけなくなりそうです。
さて、次回はどうなりますことやら…。
 
どなたか、感想なり、励ましなり、リクエストなりをメールで送っていただけないでしょうか?
それでは、また次のアップでお会いしましょう!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「サボテンの花」をアップ!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「サボテンの花」をアップ!
 
このシリーズ、「チューリップ」の「サボテンの花」(1975)をアップします。
 
大好きなグループ「チューリップ」の中でも特に好きな曲№3に入ります。
私のコンサートでもアンコール曲として、「心の旅」を良く歌っております。しかし、好きな曲№3に入りません。
 
思いつくままに好きな曲を上げると、「青春の影」「銀の指環」「風のメロディ」「セプテンバー」「娘が嫁ぐ朝」「約束」「神様に感謝しなければ」「そんな時」「僕のお嫁さん」…ときりがありません。№3も定かではありません。
 
この曲は1975年に8枚目のシングルとして発売されましたが、その後、1993年にフジテレビのドラマ「ひとつ屋根の下」の主題歌として使われ、リバイバルヒットしました。このドラマがトレンディドラマとして未だに視聴率歴代最高記録が破られていないほどの大ヒットしたことと相まって、この曲も売れたのだと言うことです。残念ながら、私はこのドラマをよく知りません。
 
しかし、ドラマを知らない人間でもこの曲に惹かれるのは、この曲自身がもつ魅力によるものであることは間違いありません。
 
「ほんの小さな出来事に 愛は傷ついて 君は部屋を飛び出した 真冬の空の下に」
このフレーズだけで十分に泣けてきます。…私だけでしょうか?
 
「編みかけていた手袋と 洗いかけの洗濯物 シャボンの泡が揺れていた 君の香りが揺れてた」
そして、生活そのものを切り取った「編みかけの手袋」と「洗濯物のシャボンの香り」がリアリティを増して、心に迫ります。
何という別れの悲しさなのでしょう。
 
「君が育てたサボテンは 小さな花をつくった 春はもうすぐそこまで 恋は今終わった」
最後に、サボテンの花だけが残る意地らしさと寂寥感。心待ちにしていた「春」がすでにやってきていたことに気付きつつ、行く先に希望を見いだせない暗澹たる心。
 
最後は、
「何かを見つけて生きよう 何かを信じて生きてゆこう この冬が終わるまで」
と歌っていますが、どうなのでしょうか?果たして、そんな力が湧いてくるのでしょうか?
私には、泣きながら部屋を出て行く後ろ姿がだんだん小さくなって行くようにしか見えません。
 
この曲の演奏上の肝は、イントロのプリングオンです。また、間奏のメロディも山場ですね。今回は全編をスリーフィンガーで伴奏しました。私自身この曲はコンサートで演奏することが多いので弾き慣れていますが、やはり、間奏のメロディは緊張感がありました。
 
さて、大好きなチューリップですが、特集はしない予定です。凝り出すと、1曲に膨大な時間が掛かりすぎるからです。いつかまた他の曲にも挑戦したいと思っております。(「約束」「僕のお嫁さん」「そんな時」など、もうすでにアップ済みの曲もありますが…)
 
次回も、心新たにアップに挑みたいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、また次のアップでお会いしましょう!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「5月(May Song)」をアップ!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「5月(May Song)」をアップ!
 
このシリーズ、「ふきのとう」の「5月(May Song)」(1976)をアップします。
 
いよいよ今日から5月に入りました。退職から1ヶ月が経過しました。
 
今日は何をアップしようかと考えておりましたら、思いがけずフェイスブックにリクエストのコメントがあり、この曲を急きょアップすることにしました。以前にもアップしておりますが、耳コピをし直して、楽譜に書き込みをして準備を進めました。
 
しかし、なかなかその通りには弾けないものでして、(私の腕が未熟だからです。ハイ。)苦労しましたが、その割に原曲を再現できずに終わりました。
 
また、唄のキーも高く、なかなかに難しい曲でした。ふきのとうの殆どの曲は、山木さんが作られていますが、この曲は何と、細坪さんの曲であることに気付き、諸々納得した訳ですが、ふきのとうの曲に共通しているのは、絵本のような美しい場面やメロディと透明感のある歌声だと思います。この「5月」も絵本のような場面と心に残るメロディが忘れられず、5月になると歌いたくなる曲です。
 
「あなたは春をふりまく 泣き虫天使」
かわいい少女の泣き顔が浮かんできます。心が洗われるようです。
 
「ぼくは春を集める いつものピエロ」
そして、おどけて春の中を飛び回る主人公。自称、ピエロと呼んでおりますが、照れ隠しなのでしょうか?
 
「ふきのとう」は札幌出身で、同じ雪国と言うことで共感できる大好きなグループです。今後も、彼らの曲をアップしていけたらと思っております。
 
5月を迎え、ここ青森もようやく春らしく、いえ、初夏のような気候になりました。おそらく今年初めて最高気温が20℃に達したようです。
 
コロナによる鬱々とした日々の中でも、確実に季節が動いており、心が軽くなります。
 
さて、次回からの曲についての構想がなかなか固まりませんが、気長にやっていくつもりですので、皆様、気長にお付き合いくださればと思います。
 
それでは、また次のアップでお会いしましょう!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「海岸通り」をアップ!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「海岸通り」をアップ!
 
このシリーズ、「風」の第5弾「海岸通り」(1975)をアップします。
 
4月最終日となり、かつ、20曲目のアップと言うことで、プレッシャーがかかりました。できるなら、この「海岸通り」をアップしたいと思って、改めてギターの耳コピをして準備を進めてきましたが、如何せん、なかなか原曲を再現するレベルまでには至りませんでした。
 
しかし、「風」シリーズの最後を飾るためには、避けて通ることができませんでした。
と言うことで、今はアップできた安堵感で一杯です。(もちろん、演奏内容はまだまだですが…)
 
男性が「船」で別れていくと言う場面ですが、その理由が「優しさ」であると言いながら、別れのテープが切れることの悲しさや絶望感に気付かなかったことを女性が責めています。さてさて、いかがなものなのでしょうか?
 
「船」といえば、青森では青函連絡船が思い出されます。北海道へは、小学校の修学旅行以来度々訪れましたが、函館を経由しての札幌への旅など、なかなかに趣のある旅であったことを思い出します。今では、青函トンネルを使った列車の旅や、飛行機での旅となってしまいました。ちなみに、私の新婚旅行は飛行機でのサッポロを中心とした海外旅行でした。(海を越えた旅行ということで…)
 
この曲で不明な点がありますが、
「夜明けの海が悲しいことを あなたから教えられた海岸通り」
さて、「夜明けの海」は悲しいものなのでしょうか?疑問です。むしろ、希望に満ちた一日の始まりと感じますが、そんな甘いものではないのでしょうか?
 
また、肝のフレーズが、
「あなたの言うとおり 妹のままでいた方が良かったかもしれない」
時々使われるフレーズではありますが、「兄妹のように仲の良い二人でいればよかった。それ以上に深入りして傷つきたくはなかった。そうすれば、別れることはなかったのに…」
ということでしょうか。
 
当時、高校生ぐらいだったギター小僧達にとって、「風」のファーストアルバムはどの曲もアコースティックギターがちりばめられており、特にこの曲に至っては、耳コピの憧れの的だったのではないかと思われます。未だに、十分に弾きこなせませんが…。
 
今回、20曲の節目にこの曲をアップできて、本当に良かったと思っております。それにしても、今日まで疲れました。1ヶ月で20曲のペースは今後キープできそうもありません。毎回楽しみにしてこられた方々には、大変申し訳ありませんが、(楽しみにしていた訳ではないと思いますが…)これからは、もう少しゆったりと演奏していきたいと思っております。
 
それでも、1ヶ月10曲を目標として、1年間で120曲はアップしたいなどと、無謀にも企てております。ハイ!