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「名言」「言霊」「パワーフレーズ」

「名言」「言霊」「パワーフレーズ」
 
私は文字を書くことが好きで、父親の文字や小学校や中学校、高等学校の先生の書いた文字など、自分の好みの文字を真似して書くことが多かったです。また、近所に小学校の校長先生で、書道の先生をしていた方が安い月謝で習字を教えてくれていたので通ったこともよい経験だったと思います。(もちろん、当時はサボることの方が多かったのですが)
 
「三つ子の魂百までも」というように、子供の頃から自然と書道に親しむ環境があったので、60歳になる今でもことあるごとに、筆で文字を書いています。
 
そんな私にとって忘れられない筆で書かれた文字が「忍耐」という言葉でした。野口英世さんの木彫りの額のようなものを部屋に飾っていたり、小学校の教頭先生がサイン帳に書いてくださった文字が「忍耐」だったからのようです。
 
その後、「忍耐」を含む「忍耐は苦し、されど、その実は甘し」という言葉に出会い、いわゆる、「座右の銘」と言われるさまざまな「名言」に惹かれるようになりました。
 
さらに、このような言葉の持つ力が「言霊」(ことだま)と言われることや「パワーフレーズ」という言葉を知るようになり、自分の経験と照らしたり、今後の生き方を考える上で、その力が導く力強さを感じることが多くなりました。(宗教とは関係がありませんので、誤解のないように)
 
仕事柄、若い方々と接することが多いので、これまでこれらの「名言」が今日まで語り継がれてきた不思議な力を伝えたいと思うようになりました。そして、若い方々に話す機会には、そのような「名言」の意味とそれにまつわる自分の経験を音だけでなく書で書いた文字で示すようにしています。
 
「名言」「言霊」「パワーフレーズ」この3つはそれぞれ別の意味があるかも知れませんが、これから、私にとっての「パワーフレーズ」として、皆さんにも紹介していきたいと思っています。
何かの参考になれば幸いです。

Ⅵ ライブに向けて ③ 役立つ?情報

Ⅵ ライブに向けて ③ 役立つ?情報
 
ライブを実行する上で、私がやっていることで参考になりそうなことを書いてみました。役立つかどうかはなんとも言えませんが、一読いただければと思います。何と言っても、せっかく足を運んでくださるお客様を大切にする姿勢が大切だと思います。
 
ただし、どこまでサービスするかはよく考える必要もあろうかと思います。過度のサービスになり、自分やお客様の負担や気分を害することのないレベルでおこなうのがいいと思いますので。
 
1.チラシの作成はWEBで
部数が少ないうちは、PCで自作しインクジェットプリンターで印刷も行っていましたが、いかんせん、インク代がかなりかかります。また、お願いできる配布先が増えてくると、部数もかなり必要になります。ライブも回数を重ねると、チラシの部数の割には集客できないことにも気づきました。(これは、私だけかも知れませんが。)
気がつくと、300部から500部は必要になりました。そうなると、印刷はWEBの業者にお願いした方が資金的にも印刷の手間がかからないという点でもかなりお得だと思います。
もちろん、チラシの中身は自分でデザインする必要があります。私は、ワープロソフトで作成し、PDFファイルに変換し、WEBで業者に注文しています。ほぼ、一ヶ月前には納品できるように余裕を持って注文すると、お値段もお得になります。
たくさんの業者がありますので、いろいろと研究してみてください。わたしは、「ラクスル」のお得意様です。
 
2.告知はSNSなどを活用して
チラシの他に、ライブの告知の方法はインターネットを使わない手はありません。HPやブログ、フェイスブックやツイッターなどのSNSでの告知が有効と思います。しかし、そういう自分は、十分に活用しているとは言えませんので、あまり詳しくはなく、今後の課題です。また、ライブに集まる方の年齢からすると、インターネットもさることながら、チラシの効果や口コミ、タウン誌、新聞などが大きいようです。また、一度お出でになった方には、メールやはがきなどで次回のライブをお知らせするという方法もあろうかと思います。
 
3.アンケートを書いてもらう
私は、毎回お客様にアンケートを書いていただいております。内容は次のような項目です。
1.性別 
2.年齢(30代、40代、50代、60代、70代に○を付けてもらう)
3.来場回数、何でコンサートをお知りになったか? 
4.良かった曲 
5.リクエスト曲 
6.感想など
7.お名前とメールアドレス(もしよろしかったら、次回のコンサートの案内をメールで送ります)
 
はがきなどで案内を郵送する場合は、住所という項目もあっていいのかなと思います。しかし、あくまで可能な方にお答えいただくようにお願いして、無理のないようにしているつもりです。
それでも、毎回お客さんの総数の、6~7割の方に回答をいただいております。有り難いことです。リクエストにはなかなか全てにお応えできませんが、できる限り対応するように心がけています。また、感想などから、次回のライブの改善点が見つかることも多いです。
 
4.ソングブック、CDの準備
ライブの記念にお土産として、私が準備しているものに、ソングブックがあります。いわゆる、歌詞カードです。ライブで歌う曲のプログラムや私自身の自己アピールをのせ、曲の歌詞も載せた小冊子を毎回作成しています。これは、かなり手間がかかる作業です。しかし、私のライブの性質上、皆さんで口ずさんでもらうことも大きな目的にしているので、作成は欠かせません。特に、オリジナル曲をアピールするために歌詞を見てもらえるという点でも有効だと思っています。また、お客さんはステージよりもこの小冊子に視線が行きがちになるというデメリットもありますので、ステージ自体をアピールしたい場合は、要注意です。
下が、あるライブのソングブックの一例です。プロフィールや今後のコンサートの案内、プログラム、歌詞カードと可能な限りの情報を載せています。A4の用紙に裏表印刷し半分に折り、特殊なホチキスで真ん中を止めています。
 
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お客さんの中には、CDが欲しいという方も出てくるかも知れません。著作権上、有料でカバー曲を歌ったり、CDを販売することは問題がありますので要注意ですが、オリジナル曲であれば可能かと思います。私は、無料で行っています。特に、オリジナル曲のCDが欲しいと言われたときは、感激しました。CDの作成は、PCに音源があれば素人でも可能です。是非、チャレンジしてみたいものです。

Ⅵ ライブに向けて ② 会場探し

Ⅵ ライブに向けて ② 会場探し 
 
ライブには会場が必要です。路上ライブという手もありますが、天気に左右されやすく、電源の確保や使用許可などの問題点も多いです。もちろん、その場所で多くのストリートミュージシャンがライブを行っていて、その方たちからの情報のもとにやれるのであればいいのですが、そのような場所は大都会の限られた場所で競争率も高いと思われます。何より、まったく関係のない人の流れの中で歌を聞いてもらうのは、かなりハードルが高いでしょう。
私の経験は小さな街でのことですから、あまり、参考にはならないと思いますが、お伝えします。
 
1.障がい者生活支援センター・老人施設
私の初めてのライブ会場でした。集客はセンターがやってくれました。機材等は自前です。20~30人ほどの会場で、お客さんは、障がい者の方が大部分でした。ここは、障がい者の方々の憩いの場でもありますので、できれば参加型のプログラムで一緒に歌ったり、楽器を演奏してもらうのがよいでしょう。
その他、老人施設・デイサービスセンターでもやりましたが、当然お客さんはご老人が多いので、選曲に工夫が必要ですね。
 
2.記念館
街の中には、いろいろな記念館があるかと思います。その中には、小ホールが設けられ、ライブには持って来いの会場があります。40~60人程度でしょうか。機材等は自前です。チラシやポスターも自前です。配布場所は自分で開拓する必要があります。会場設営は、担当の方が手伝ってくれると思いますが、自分でやる覚悟が必要です。また、使用料も発生します。それほど高額ではありませんが、備品等も含め、しっかり、確認する必要があります。会場が設置しているホームページや広報紙で宣伝してもらえる可能性もあります。
 
3.勤労青少年センター
市民体育館などと併設して、設けられ、体育館などかなり広い会場を使える所もあります。その他は、記念館と同様かと思います。
 
4.市民会館・市民ホール
本格的なプロのコンサートも行われる会場です。私は、サークルのコンサートで使わせていただいております。大きさは様々ですが、100~1,000人、それ以上の会場もあると思います。約2万円~と、使用料が格段に高くなります。しかし、仮に10万円の会場でも10人で割り勘で使うと、1万円であり、1年に1回などはこのような会場でのライブも夢ではありません。音響や照明機材があり、スタッフがいたりと、本格的です。
 
5.イベント
地域の様々なイベントでのライブです。私は、駅前ライブ、デパート、観光施設などや、さくら祭りや秋祭りで行いました。そのイベントによっていろいろでしょうが、いくつかのバンドが決められた時間に参加することが多いです。機材等はスタッフがいることが多いと思われます。もちろん、コマーシャルもイベントの主催者が行います。ギャラや謝礼がいただける場合が多いでしょう。ただし、依頼されるまでは、それなりにつてのある方にお願いしたり、実績を積むことも必要と思われます。
 
6.喫茶店・カフェ
ライブ会場として場所を提供している喫茶店は少し敷居が高いのですが、思い切って相談してみましょう。会場費を取るかどうか、機材の設備があるかどうかはその店によると思います。もちろん、集客は自分で行いますし、お客さんには飲み物などのオーダーが義務づけられたり、あらかじめワンコイン500円などの値段が設定されたりします。例えば、30人以上の集客をノルマとしますという店もあります。当然、お店をしばらくの間貸し切りにしたり、セッティングしたりするなど、ご迷惑をおかけするので、その辺の配慮が必要となります。
カフェも喫茶店同様と思われますが、私自身は今後開拓していきたい分野です。
 
7.スナック
行きつけの飲み屋さんでも、ライブをさせてくれるところがあるかも知れません。今は、フォーク酒場も流行りなので、相談してみましょう。私は、スナックでやらせていただきましたが、ビールを飲みながら静かに聞いてくださいました。場所代やノルマが発生するものと思われます。
 
8.ライブハウス
私自身は単独でライブハウスでのライブは経験がないのですが、当然料金がかかりますし、ノルマも発生します。ただし、機材やスタッフがそろっている点は安心です。いくつかのグループと一緒に割り当てられた時間の演奏となることが多いようです。しかし、単独で集客もしなければならない場合はいろいろ大変かと思われます。
 
 以上、会場について、私の経験と共に書きました。いずれにしても、いろいろと情報を集めながら徐々に会場の確保に向かっていけば良いのではないかと思います。

Ⅵ ライブに向けて ① 機材について

Ⅵ ライブに向けて ① 機材について
 
弾き語りの基本は、ギター1本です。しかし、会場や客数によっては生音では会場全体に届かない場合があります。20~30人ほどになったら、機材が必要と思います。つまりは、ギターと歌にマイク、そして、それを流すスピーカーが必要と言うことです。それに伴う機材も必要になるので、私が単独でライブをするときの最小限の機材を紹介します。
 
1.エレアコ
ギターはマイク内蔵のギターがあればそれに越したことはないでしょう。エレキギターでも良いのですが、弾き語りの方は基本的にアコギを使うと思われます。ピックアップというギター専用のマイクが内蔵されたもの(エレアコ)や後付けしたものを使うと便利です。この辺は、かなりマニアックな話にもなるのですが、ご自身での研究も楽しいと思います。
 
2.マイク・マイクスタンド
マイクには、ダイナミックとコンデンサータイプがありますが、ライブには、ダイナミックタイプが頑丈で良いようです。定番の、SURE58などは、値段も手頃で、くせのない丈夫なマイクとして推奨されています。とうぜん、マイクを持ちながら歌えませんので、スタンドが必要です。これも、あまり値段の安いものではなく、丈夫なものを選びましょう。
 
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3.アンプ(スピーカー一体型)
一人で弾き語りをする場合、1台のアンプにギターとマイクをそれぞれの端子に差し込んで音を出すことができるものがあれば簡単で便利です。ローランドのCUBE STREET が出力もそれなりにあり、電池駆動ができ、値段もお手頃ではないかと思います。
また、ライブを想定してセットになったものもあります。
 
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4.ケーブル(シードル)
ギターとアンプ、マイクとアンプをつなぐコード=ケーブルが最低2本必要です。ケーブルにはいろいろな端子がありますが、この場合基本的に標準タイプ(フォンケーブル)が良いと思われます。しかし、マイクはキャノン端子が使われていることが多いので、キャノンタイプのケーブルも用意しておいた方がいいでしょう。また、ケーブルの長さも、小さい会場では3mほどで足りますが、だんだん会場が大きくなると、足りなくなります。そのときで良いと思いますが長いものもそろえたいものです。
 
5.ギタースタンド・譜面台
忘れがちなのが、ギタースタンドです。開演前・休憩・演奏後にギターを立てかけておけるので大変便利です。その他、譜面台も必需品ですね。
後は、演奏に必要なカポタスト、ピック、チューナー、替え電池などなどは必要に応じて準備しましょう。私は、これらを少し大きめなペンケース(筆箱?ポーチ?)に入れて、それをホーモニかなどと一緒にトートバッグに入れて持ち歩いております。
 
機材は凝り出すといろんなものがあり、非常に魅力的なものが山ほどあります。たとえば、ギターのエフェクター(ギターの音をいろいろに変化させる)やプリアンプ、マイク=声のエフェクター(いろいろな種類の声を出したり、コーラスを自動的に作るなど)、リズムマシン、ミキサーやアンプなどにもたくさんの機能や種類がありますので、予算が許せばいろいろ揃えてみたいものです。
 
たった一人の弾き語りでも工夫次第でいろいろ演出できる可能性を秘めています。しかし、やはり、基本は「ギター1本での素の弾き語りが土台」だと思います。何の飾りもない弾き語りこそが、人々の心を感動させるのかも知れません。

54歳、自力集客初ライブ

54歳、自力集客初ライブ
 
ライブをするには会場が必要です。いよいよ、自力で集客してライブを行う会場探しをしなければなりません。しかし、ド素人なので、ライブハウスに出る勇気はありませんでした。(今でも、ライブハウスには行けませんが)
そこで、弘前市という小さな街で何とかライブをさせてくれる所はないかと探し回りました。
公民館、公共施設、喫茶店やカフェ、レストラン、老人施設、スナックなど。まあ、良くもまあ恥ずかしくもなく回れたものだと我ながら思い出されます。
 
その中で、弘前市百石町展示館という場所で、絵画や様々な工芸品などの作品や商品の展示の他、セミプロやプロのピアノやジャズのコンサートが行われる会場を見つけました。ここも、大分勇気が必要でしたが、素人でもお金を払うと会場を使えるとのことで、2014年5月24日(土)テーマ:「懐かしいフォークソングをもう一度! by atom」で コンサートを行う予約をしました。入場料は無料です。かかった経費は、会場の他備品の使用料も含め約3,000円ほどです。もちろん、自腹ですが、この値段で自分だけのオリジナルコンサートができるのは大変な魅力でした。
 
約1ヶ月半ほど前に、PCでチラシをつくり、めぼしい所を自力で開拓して、10カ所ほどにチラシを置いてもらいました。でも、親類縁者には知らせず、ごく近しい友人と家内に会場設営を手伝ってもらい、14:00からの開演を迎えました。
 
そして、何と予想を遙かに上回り、約70人ほどの方が集まってくださいました。その中には、弘前市障がい者生活支援センターのライブにお出でいただいた方々も多くいらっしゃいました。その他、初めての方も多く、自分よりは先輩で女性の方が多かったです。これは、この後も同じような傾向です。
 
そして、約2時間で20曲ほどのフォークソングやニューミュージックを歌い上げることができました。
「神田川」「あの素晴らしい愛をもう一度」「岬めぐり」「精霊流し」「22才の別れ」など、フォークソングの王道を歌いました。この頃はまだオリジナル曲を歌う勇気はありませんでした。
 
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 コンサート後に話しかけてくださる方もいらっしゃり、その中には、別の会場でのコンサートに誘ってくださったりとか、後に講師を引き受けることになった、ヨークカルチャーセンター弘前の店長さんからの誘いもありました。驚くことに、ギターを教えて欲しいという方もいました。とにかく、予想以上の反響と収穫の多い、自力集客初ライブでした。
 
「迷っていたら行動せよ!その勇気が人生を切り開く!」

これは、自分の経験から生まれた言葉です。そのことを実感した体験でした。それ以来、ライブ活動に限らす「何事もまずやってみる!」という生き方に自信が持てるようになったと思います。