弾き語り

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「挑戦!素人ライブ!」Ⅳ 伴奏と歌について ⑤ 移調、役立ちサイト

  • 2019/10/22 20:22
Ⅳ 伴奏と歌について ⑤ 移調、役立ちサイト
 
前回確認した、12個のコードで弾き語りができるのは、次の曲に限ります。
G調(Em調)の曲=G(orEm)で始まりG(orEm)で終わる曲
C調(Am調)の曲=C(orAm)で始まりC(orAm)で終わる曲

それでは、それ以外の調の曲はどうすればいいのでしょうか。たとえば、F調の曲やD#調の曲などです。もちろん、それぞれの調のコードが弾ければそれに越したことはありませんが、なかなか難しいコードが多いようです。
そんなときは、移調をします。つまり、たとえば、F調をG調に、D#調をC調に変える(=移す)ことを移調と言います。そうすると、12個のコードで弾き語りが可能になります。
ただし、移調すると、歌(メロディ)の音程が高くなったり、低くなったりします。そこで、ギターの場合は、カポタストを適当なフレットに装着し、ある程度の範囲で音の高さを調節し、自分が歌える音程に直して弾き語りすることが可能です。もちろん、プロもこのようにして、演奏しています。
 
その際、ギターコード譜&歌詞検索サイトを利用すると便利です。
例えば、J-Total Musicのサイトの場合、弾き語りたい曲を入力して、検索し、曲を指定すると、歌詞+コード譜が表れます。
もしコードの弾き方が分からない時はコードをクリックすると、押さえるポジションも確認できます。
また、自分が演奏したいキー(例えばG調やC調)に合わない曲だったら、移調(+-)を押すことでキーを上下させて、好きなキーでのコードを確認できます。
また、カポタストの位置も教えてくれるので、大変便利ですね。さらに、画面がスクロールする機能もあり、歌に会わせて楽譜が見えてくるので大変便利です。その他のサイトも参考までに。この他にもあると思われます。
 
J-Total Music https://music.j-total.net/
U-フレット  https://www.ufret.jp/
楽器.me   https://gakufu.gakki.me/
 
また、コードの中には「G」や「Em」などのほか、「Gmaj7」や「Em7-5」などという記号が付いているものもあります。最初は、この部分「maj7」や「7-5」は無視して,「G」や「Em」で弾き語りましょう。大きく曲の雰囲気を壊すことはありません。
しかし、微妙なニュアンスを表現するために使われるので、研究しながら少しずつでも取り入れていくことはいいことです。それがギターの楽しみの一つでもあります。
 
すごい便利なサイトを見つけたので参考にしてください!
a-ki's factory https://www.aki-f.com/

「挑戦!素人ライブ!」Ⅳ 伴奏と歌について ④ 必修コード 12個

  • 2019/10/21 20:54

Ⅳ 伴奏と歌について ④ 必修コード 12個

C調のコードは、アルファベット順に、並べると、
C D E F G A となります。

ここで、このアルファベットの意味を確認しておきましょう。
コードに使われるアルファベットは、ABCDEFGの7つしかありません。じつは、これは、音の高さを表す記号=階名です。私たちになじみが深いのは
ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
というイタリアの表し方です。これに、アメリカではアルファベットABCを当て、日本では、イロハを当てたのです。下の表がその対応を示したものです。

 
イタリア ファ
アメリカ C D E F G A B C
日本
 
つまり、「ドの音をだして」というのを「Cの音を出して」や「ハの音を出して」と言っても同じ意味だと言うことです。(ドにもいろいろ高さの違いがありますが…)

ですから、今回のC調とは、ハ長調、前回のG調とは、ト長調という意味をもつことになるのです。
(ちなみに、Am調はイ短調、Emはホ短調というふうに、mのつくものは、短調になります。参考までに知っておくレベルでよろしいと思います)

さて、G調とC調のコードを8個ずつ、計16個覚えて欲しいというお話でした。

でも、ちょっとだけいい話(楽になる話)をすると、この16個にはダブっているものが、4個あります。下が共通しているコードです。
K.JPG
 
ということは、全部で12個覚えれば良いと言うことになります。
G G7 Am Bm B7 C Dm D D7 Em E7  F 
12.JPG
 
ぐっと楽になりましたね。(そうでもないですか? ^^; )
基本的に、これだけで、G調(Em調)、C調(Am調)の曲が弾き語りできます。カポタストを使った移調を使えば、その曲のオリジナルキーでこの世の全ての歌を弾き語ることが可能なのです。
ただし、曲によって微妙なニュアンスを表現したい場合は、さらにコードの種類が必要になる場合もあります。

「挑戦!素人ライブ!」Ⅳ 伴奏と歌について ③ C調のコード基本8個

  • 2019/10/19 05:47

Ⅳ 伴奏と歌について ③ C調のコード基本8個

次に、C調のコードです。やはり、G調と同じように、基本となる8個だけ覚えましょう。

C Dm Em E7 F G G7 Am
 
C.JPG

また、この中で「」というコードは、人差し指で6本の全ての弦を押さえます。(これを、セーハまたは、バレーといいました)ギターを志す人の挫折の原因がこの「F」といわれています。「Bm」よりも、音が出にくいかもしれません。しかし、これらのコードの音が完璧に出ないからと言って、弾き語りが成立しないと言うこともありません。
ですから、この「」や「Bm」については雰囲気が出ればいいとして、悩まずに進めましょう。やがて、この「壁を乗り越える」のではなく「少しずつ壁に穴が空いて水が流れる」ようになります。

 

「挑戦!素人ライブ!」Ⅳ 伴奏と歌について ② G調のコード基本8個

  • 2019/10/18 21:24
Ⅳ 伴奏と歌について ② G調のコード基本8個
 
無限にあるコードのうち、とりあえず、8個のコードを覚えましょう。この8個のコードが弾けたら、この世のあらゆる曲を弾き語りできます
と、言われても8個は多いでしょうか?でも、忘れない限り、死ぬまで使えますので、覚えてしまった者勝ちです。多少辛くても、覚えきりましょう。
そのコードとは、ずばり次の8つです。

G Am Bm B7 C D D7 Em
G.JPG
この8つはG調の主なコードです。(多くのギター入門では、C調が使われますが、G調の方が弾きやすいし、弾き語りでも音程=キーが歌いやすいような気がします。次にC調もおぼえますのでご安心を)
アルファベット順に、G A B C D E と並べてみました。「m」や「7」は、つかないものとは別の和音であることを示す記号です
ということは、Gで始まりGで終わる曲、または、Emで始まりEmで終わる曲のすべてが弾き語りできることになります。
この中で、「Bm」だけは人差し指で6本(5本でも可)の弦を同時に押さえる(これを、セーハまたは、バレーといいます)という難しい押さえ方をします。解決策はいろいろありますが、とりあえず、基本通り押さえて音が出なくても気にせず、次に進みましょう。
これらのコードの押さえ方を知りポロロロンと親指で上からはじき下ろす練習をしてみましょう。参考サイトを紹介します。
 
 
 
左手のどの指でどの弦のどこ(何フレット)を押さえるかが示されてありますので、それに従って押さえましょう。押さえる指などは多少変えることがありますが、今は基本の押さえ方をマスターしてください。 

「挑戦!素人ライブ!」Ⅳ 伴奏と歌について ① 弾き語り開始!

  • 2019/10/17 20:58

Ⅳ 伴奏と歌について ① 弾き語り開始!

いよいよギターの演奏が始まります。その前に、
①弾き語りをしたい曲のリスト
②ギターのチューニング(音合わせ)
③小道具(カポタスト、ピック)
の3つは準備できているでしょうか。(完全に準備できていなくても何とかなりますが ^^; )
それでは、始めましょう。
「弾き語り」の原点は、「この曲をギターの伴奏で歌いたい」という強い憧れです。ですから、とりあえず「歌う」ということが目標であり、それならば程度の差はあるにしても誰にでもできることです。ここを忘れないようにしたいものです。
そして、できればギターによる伴奏をつけたいのですが、これらが同時にすぐにできるという人はいません。そこで、伴奏については割り切って、歌と別に練習した方が上達が早いかも知れません
例えば、サックスやフルートは単音しか出せませんが、ギターは6本の弦からそれぞれ音を出したり、同時に音を出すことができる優れた伴奏楽器とも言えます。そのため、短音の楽器に比べ、演奏の難しさがあります。

特に、弾き語りでは伴奏として、和音を演奏します。和音のことをコードともいい、コードにはたくさんの種類があります。できれば、全てのコードの演奏ができればいいのですが、それは不可能です。ここも大切です。また、コードには規則性があり、それらをマスターすると、自分でコードを作り演奏することも可能になります。と、このようなお話は楽典と呼ばれるものになり、今はあまり必要とはしません。
さて、それではギターでコードを弾く練習に入りましょう!

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