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アコギ1本弾き語りシリーズ! 「加茂の流れに」をアップ!

  • 2020/04/12 05:07
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「加茂の流れに」をアップ!
 
やはり、どうしても、かぐや姫シリーズです。
 
かぐや姫の曲の中でも、アコギの演奏が光る名曲です。この曲は初期のアルバム「はじめまして」(1972)に納められており、南こうせつさんが作詞作曲編曲とあります。当然京都を舞台にした曲で、E7sus4のコード使いが、琴の音色をイメージさせる編曲が大変印象的な曲です。
 
しかし、個人的には京都という非日常的な場所での恋というテーマはなかなかイメージできず、曲の美しさと相まって、自分とはかけ離れたものという思いが強く、いわばおとぎ話の世界であり、ライブでもそれほど演奏することはなかったようです。
 
それでも、今回の「アコギ1本弾き語りシリーズ!」にはどうしてもなくてはならないアコギ演奏の曲です。YouTubeには、南こうせつさん自身がアコギ1本で演奏しているものもあるのですが、今回は初期のアレンジにこだわって挑戦しました。と言っても、いろいろ入り交じっているのですが。
 
やはり、アコギでのメロディ演奏の場面が多いので、ミスも多くなかなかに手こずりまして、動画撮影で3~4時間ほどかかりました。その割には完成度が低いのですが…。
 
歌いながら、恋をし始めた頃の「切なさ」や「ふわふわした幸福感」などが思い出され、最後の別れには「辛さ」さえ甦りました。南こうせつさんは恋の始まりと終わりまでを物語として、京都を舞台に歌い上げていたことに気づかされました。また、さり気なく京都の名所をちりばめており、細やかな心遣いと共に、曲作りの巧みさを教えていただきました。
 
今思い出しましたが、私自身は高校1年生の修学旅行で京都を訪れました。その頃、すでにオリジナル曲を作っておりましたが、この修学旅行の体験を元に「京都~桂川にて」という曲ができたのですが、それは「加茂の流れに」という曲を聞いていたため、曲作りに向かったし、その存在が大きかったのだと思われます。
「川の流れの せせらぎに 君を見たような気がして 旅先から電話しようと 小銭を探す」
 
確かこんな歌詞だったような気がします。今では公衆電話が消えつつあり、あり得ない場面となりました。

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「なごり雪」をアップ!

  • 2020/04/10 21:18
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「なごり雪」をアップ!
 
やはり、しつこいようですが、かぐや姫シリーズです。

「なごり雪」は伊勢正三さんの曲で、1974年のアルバム「三階建の歌」に納められていますが、ご存じのようにイルカさんがカバーして1975年に大ヒットさせ、未だにたくさんの方に歌われる名曲となりました。
 
今回はかぐや姫バージョンで弾き語ってみました。
 
この曲も、「22才の別れ」や「置手紙」のように、「時が行けば幼い君も大人になると気づかないまま」とあり、お相手の女性が二十歳前であることは確実です。
 
「今春が来て君は綺麗になった、去年よりずっと綺麗になった」…それは、大人の女性としての成長、女性ホルモンのせいでしょうか、それとも、お化粧の仕方が大人っぽく上手になったからでしょうか。おそらく、両方だと思われます。ましてや、俗な言い方ですが、今まさに別れを迎える相手が綺麗に見えるのは、相当に未練を残した別れと言えるでしょう。
 
そして、そんな彼女が東京という大都会を去って行く。残された、彼はどうなるのでしょうか?
彼もそれなりに都会で生きるすべを身につけた大人となっているのでしょうか。…別れの切なさと裏腹に、生活感あふれる惨めさは歌には表れていないのが救いです。
 
「22才の別れ」が嫁いでゆく女性からの別れの歌、「置手紙」が去って行くカフェテラスに似合う年上の男の歌、「なごり雪」が大都会を離れる大人の女性を見送る未練の残る男の歌、と、シチュエーションは異なりますが、底を流れる男女の物語には何か共通したものがありそうで、これが伊勢正三さんの経験とクロスしているのだろうと思われます。
 
これらを踏まえて、「少女から大人へ~恋の別れ歌3部作」とでも名付けたいですが、いかがでしょうか。
 
と、まあ、勝手に語らせていただきました。ご無礼をお許しください。しかし、いずれにしても当時14・5才の少年の心を掴み、未だに60才の初老の心を離すことのない名曲であることは間違いありません。感服です!
 
 

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「置手紙」をアップ!

  • 2020/04/10 20:41
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「置手紙」をアップ!
 
やはり、かぐや姫シリーズです。
「22才の別れ」と並ぶ名作でスリーフィンガーがベースの曲です。
何と言っても歌詞の節々に、伊勢正三さんの感性が光ります。
 
「君はまだたくさんの紙袋を抱えたままで、この手紙読んでいるだろう」…当時はスーパーの買い物は紙袋で、ネギなどが袋から頭を出している様子が思い浮かびます。
 
「僕のほんの一言がまだ二十歳前(はたちまえ)の君をこんなに苦しめるなんて」…伊勢正三さんは、二十歳前(はたちまえ)が好きですね。「22才の別れ」にも「17本目からは一緒に火を付けたのが昨日のことのように」とあります。まあ、大学生になるのが17・8才ですかね。だから、少し大人の恋をし始める頃の年齢なのかも知れません。
 
「どこかの町のカフェテラスでビールでも飲んでいるだろう」…何だか格好つけているような歌詞ですが、曲と相まってそんな嫌らしさが感じられないのが不思議です。
 
最後に、「君が帰る頃は夕暮れ時、部屋の明かりはつけたままで」…と、なかなかの生活感があふれる歌詞ですね。敢えて言えば、この部屋は彼女の部屋なので電気代の心配はない訳でしょうが。
 
また、この曲には、スリーフィンガーというギター演奏と共に、dim(ディミッシュ)コードが2つ出て参ります。当時は、面食らいました。見たことのない、あるいは、見たとしても無視してきたコードだったので、ダイヤグラムを見て何とか押さえて弾いてみて、「ああ、いい響きだな。」と思った記憶があります。しかも、2種類登場するのですから、焦ります。しかし、くどいようですが、その響きに魅せられたのも事実です。
 
現在では、このようなdimコードやテンションコードのある曲も珍しくなくなり、こんな素人の私自身でさえも積極的にオリジナル曲に使って、響きを楽しんでいます。
 
とまあ、歌詞もコードも奏法もすべておしゃれで切ない曲でしたので、ずーっと心に残る曲として弾き語ってきました。今回のアップに当たっては、途中に入るマンドリンの相の手(おかず)を再現しましたが、歌との絡みのタイミングに手間取り、なかなかに難関でした。
まあしかし、できれば2人ぐらいでコーラスなども付けたい曲ですね。
 

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「妹」をアップ!

  • 2020/04/08 21:54
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「妹」をアップ!
 
かぐや姫の「四畳半三部作」と言われる曲の第3弾、「妹」をアップします。いよいよ三部作の完結です。
 
この曲は、かぐや姫ライブをもとにアレンジしました。アコギでの間奏が結構難しく、苦労しました。ミスもあります。コンサートではもう少し簡略化して演奏したいものです。
 
今回、この動画のアップを機に、YouTubeの再生リストを新たに作り、「アコギ1本弾き語りシリーズ!」として、最も上に掲載しました。これを、セクションの追加と言います。しかし、ここまでやるためになかなかそのやり方がわからず、昨夜から今日にかけて、何時間費やしたことか…。
 
また、動画のサムネイル(目次のようなもの)を自分で作った画像にするという技にも挑戦しました。これにも、数時間かかりました。
 
もちろん、「妹」という動画を撮影するために、演奏も30回ほど試みて、ようやくこのレベルですから…。
つまり、今日一日でYouTubeに関わった時間は膨大です。
 
これで、YouTubeに関しては、当初の目標のスキルアップがだいぶなされました。退職してフリーの身となったのでできたことです。また、外出制限によって家で過ごす時間が増えたことも、このことにつながりました。「災い転じて福となす。」ですね。
 
後は、この作業によって動画が見やすくなり、再生回数が増えることを期待したいと思います。
さて、肝心の「妹」ですが、私にも妹がいますが、いつか、この曲を歌える日が来ることを祈っています。(妹には内緒です。)
 

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「赤ちょうちん」をアップ!

  • 2020/04/07 21:25
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「赤ちょうちん」をアップ!
 
かぐや姫の「四畳半三部作」と言われる曲の第2弾、「赤ちょうちん」をアップします。
 
原調はDmですが、前奏の3連符を弾くために、5フレットAmで演奏しました。キーとしては少し高いのですが、何とか歌いきることができました。
 
何と言ってもスリーフィンガーのきらびやかさに憧れ、ギター小僧としては何としてもコピーしたいと思ったものでしたが、なかなかの強者で、大学生になった頃にようやく弾けるようになったような記憶があります。
 
私の場合、スリーフィンガーではなく、フォーフィンガーとなっています。つまり、スリーフィンガーの3本である、親指、人差し指、中指のほかに、薬指も使っていると言うことです。邪道とも言えますが、今ではすっかり、このスタイルで弾くようになってしまいました。
 
やはり、作詞:喜多条忠、作曲:南こうせつのコンビで、青春時代を懐かしむ歌になっております。ただし、最後の歌詞に
 
「生きていることは ただそれだけで 悲しいことだと知りました」
 
この歌詞が哲学的で、意味が深いなあと思った記憶があります。
 
でも、この歌のよさは
「おでんをたくさん買いました」「月に一度のぜいたくだけど お酒もちょっぴり飲んだわね」
 
「あなたと別れた雨の夜」「公衆電話の箱の中 膝を抱えて泣きました」
 
と、このあたりで泣けてくるところですね。
 

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