アコギ1本弾き語りシリーズ! 「精霊流し」をアップ!
このシリーズ、「グレープ」の「精霊流し」(1974)をアップします。
この曲は、中学校3年生の夏の思い出と重なります。夏の夜の盆踊り、浴衣姿の少女たちの姿が蘇ります。
長崎出身の友達によると「精霊流し」はこの歌のように灯籠のようなものが静かに流れていく場面と、爆竹が響く中のパレードのような大変賑やかな場面が混在していると言うことです。
若くして死んだ恋人(夫?)への鎮魂歌でしょうか。メロディも歌詞も物悲しく流れ、さださんの世界に引き込まれます。
この曲もフォークソングの歌本から漏れることのない名曲と言えます。
「テープレコーダー」「レコード」と言う今では死語となった言葉ですが、その当時の歴史として記録的な役割をしているのではないでしょうか。
そして、特に印象的なのは、
「あの頃あなたがつま弾いた ギターを私が弾いてみました いつの間にさびついた糸で薬指を切りました」
もちろんスチール弦だと思われますが、かつて、私はギター弦で指を切った経験はありませんが、しかも、薬指。人間の死との因縁を感じぜずにはいられません。
また、歌詞カードには「いつの間に『か』さびついた糸で」とありますが、実際は「いつの間に」と歌っており、『か』がないのが正しいようです。
さて、今回はエレガットで演奏しました。音色が合っていると思ったからです。いかがでしょうか?もちろん、演奏はまだまだですが…。
ところで、さだまさしさんと言えば、現在も大活躍でテレビなどへの出演もしており、ヒット曲もたくさんあり、語りも大変面白く、小説家としてもたくさんの本を出すなど、大成功を収めており、本当にすごい人だなあと思っています。しかし、若い頃彼は映画を作ってかなり大きな借金をしました。それで、大変苦しかった時代もあったようです。
私は、幸いそのような借金を追う人生は送っていません。(住宅ローンはありますが)まあ、それが自慢かもしれませんが、ある意味では、借金を追って賭けに出るような勇気もなく、せせこましい人生を送ってきたともいえます。
もちろんこれからもそんなつまらない?(必ずしもそうともいえませんが)、まあ、よく言えば堅実な人生だと思われます。
さださんはそんな大きな借金も克服して現在に至っています。人間としてのスケールの違いなんだなあと思います。
季節的にはまだ早い「精霊流し」でしたが、なぜこの曲をアップしたかと言うと、単純に「切ない歌」として記憶に強く残っていて、妙に歌いたくなったと言うのが理由です。
と言うことで、今後もほぼ脈絡のない順番でアップしていくことになると思います。
皆さんお楽しみに!(毎回くどいですが、楽しみにしている人がいることを願いつつ…)