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挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「花嫁」をアップ!

  • 2020/06/15 22:09
挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「花嫁」をアップ!
 
このシリーズ、「はしだのりひことクライマックス」の「花嫁」(1971)をアップします。

ギターのイントロから始まる、70年代フォークソングを代表する楽曲のひとつとされ、暗いイメージのある「駆け落ち」を明るく前向きに表現したとのことです。紅白歌合戦にも参加した曲であり、当時大変にヒットしました。子供心に、若い二人の恋が結婚に結実していく物語に、ひどく憧れました。

【せつなsong度】4
楽曲は長調でありながら、北山修さんの作詞、はしだのりひこさんの曲と言うことで、当時のフォークソングとして、名曲として刻まれております。これから結婚しようとする女性のけなげさに、何とも言えないせつなさを感じたものでした。
 
【せつなmelody】3
Aメロ→サビ→Aメロの形式と思われますが、メロディそのものは大変わかりやすく素直でありながら、心に沁みてきました。
 
【せつなword】4
「あの人の写真を胸に 海辺の街へ」
駆け落ちと言いながら、おそらく一人で彼の街に向かっているのでしょう。そんな写真の男性になりたいものですね。
 
「命かけて燃えた 恋が結ばれる 帰れない何があっても 心に誓うの」
何と言っても、このサビの一節がぐっと胸に迫ります。「命かけて」とは、北山さんが「あの素晴らしい愛をもう一度」でも「命かけてと誓った日から」と使っており、当時の若人の魂を揺さぶったことは間違いありませんね。
そして、「帰れない何があっても」とは、女性の決意の固さを示していますが、「駆け落ち」で退路を断たれた厳しさのみならず、彼との恋に破れても、帰ることはできないという決意も表しているのではと思われます。
 
【せつなplay】3
原曲はフォークソングらしく、アコギのイントロやカッティングでのリズムの刻みが生きていますが、今回は、キーボードの良さを生かして、エレクトリックピアノ=エレピの音色で演奏しました。
イントロのメロディが若干のハードルでしたが、演奏自体はG調(-2のトランスポーズで実際はF調です)で難易度は低いです。
 
【総評】
子供心にこの曲のような男女の結婚?に憧れたもので、「駆け落ち」と知ったのは、最近です。いずれにしても、女性の熱い思いが伝わってきて、あの人がそんな風に自分を思ってくれないかと、夢想したものでした。そんな思いを受け止めてくれる、メロディと歌詞は大ヒットも当然という、名曲にふさわしいものだと思います。
 
【最後に】
今回は、ピアノ弾き語りといいつつ、キーボードの機能を生かして、エレピの音色
で演奏しました。全体的に、ふわっと柔らかい雰囲気になっていると思います。
入門用のキーボードでも、様々な楽器の音色を楽しんだり、編曲や作曲もできるという優れものです。自分のスキルをさらに高めて、いつか、それらの機能を愉しむための情報発信をしたいと思っています。
 
それでは、次回もお楽しみに!

挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「木綿のハンカチーフ」をアップ!

  • 2020/06/13 22:44
挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「木綿のハンカチーフ」をアップ!
 
このシリーズ、「太田裕美」の「木綿のハンカチーフ」(1975)をアップします。

 
この曲をフォークソングに入れるかについては、いろいろご意見があろうかと思います。仮に、フォークソングには入れないとしても、若者の心に爽やかに語りかけるフォークっぽい曲であり、忘れられないヒット曲であることは確かです。
 
【せつなsong】3
長調で詞の内容も都会に出て行く男の子との別れを歌っているものの、爽やかさがせつなさを上回っているかも知れません。
 
【せつなmelody】3
メロディ的にも、敢えてせつなさを表現しようという意図が感じられない、大変覚えやすい曲と言えます。
 
【せつなword】4
「恋人よ君を忘れて 変わってくぼくを許して」
都会での生活に慣れ、ふるさとに残してきた恋人を忘れたと吐露する彼。これは、彼の本心なのでしょうか。
「毎日愉快に過ごす街角 ぼくはぼくは帰れない」
果たして、都会での生活は「毎日愉快」なものでしょうか。もし、時間とお金が十分にあればきっとそんな生活も可能でしょう。きっと、この彼は時間もお金も手に入れたのでしょうね。…本当だろうか?
 
都会はそんなに甘くはないと思います。ましてや、1975年頃の都会で若者が愉快に暮らせたのは、ほんの一握りではないかと思われます。そのような現実を考えると、この男性の言葉が嘘のように聞こえてなりません。そして、それはなんと、切ないことでしょうか。
 
【せつなplay】3
G調で演奏しましたが、特に難しいコードもなく、難易度は低いと言えます。
 
【総評】
当時またはそれ以前に、都会に憧れ上京した若者が、夢破れてぼろぼろになり、日々の暮らしに貧しくも精一杯生きているという物語があちらこちらで歌にされたと思われます。そんな中で、割とスマートに若者を描いており、爽やかさも感じられる曲は、ともすれば重すぎて嫌気を感じさせることなく、受け入れられたのだと思います。
 
【最後に】
一日に2曲のアップを成し遂げることができました。かといって、それほど暇だったわけでもありません。ピアノ弾き語りは、自分自身にいい意味での刺激を与えてくれているように思います。しかし、あまり無理をせずに続けていきたいと思っております。
 
それでは、次回もお楽しみに!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「つま先坂」をアップ!

  • 2020/06/13 22:19
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「つま先坂」をアップ!
 
このシリーズ、「永井龍雲」の「つま先坂」(1979)をアップします。

 
永井龍雲の曲としては、大ヒットした「道標ない旅」をアップしておりますが、それより少し前に、この曲が発表されていたことを今頃知った次第です。
 
パンチパーマのこんもりした髪型のみならず、繊細な詞と曲が鬼才ぶりを漂わせておりましたが、初めてこの曲を聴いた時、大変なショックを受けました。
 
【せつなsong度】5
個人的には、これほどに切ない曲はないのではないかと思っております。すでに別れたけれど忘れることのできない女性との再会。そのすれ違いざまの刹那を曲にしたと言うだけでせつなさ全開です。しかも、詞も曲もその瞬間を表現するために研ぎ澄まされていると私は感じました。
 
【せつなmelody】4
切ない曲というのは、坦々と流れる中にキラリと光るメロディがあるものですが、サビの最後はまさに悲しさをたたみかけるようにメロディが昇っていきつつ、消え入るような雰囲気を醸し出しています。
 
【せつなword】5
日本語の美しさを叙情曲として見事に表現している傑作ですね。特に、以下の3つの表現は、圧巻です!
「まるで病葉が散るように 微かに揺れた」
「擦れ違い様のあるなしのそよ風に 君の香水の芳りが漂う」
「お化粧嫌いの君を誰が そんなに自由に操っているのか」
これ以上の切ない詞を見たことがないと言っても過言ではありません。
 
【せつなplay】3
前奏、間奏、後奏にギターの同じパターンの伴奏を入れました。難易度的には高くありません。敢えて言えば、よく使われるパターと言えます。
 
【総評】
数ある「切ない歌」の中でも、トップクラスの曲と言えます。特に、擦れ違い様の一瞬を表現するというのは、大変に難しいことですが、見事にその一瞬を切り取り、緊張感や寂しさ、懐かしさ、愛おしさ、そして、二度と戻れない悲しさを表現しきっている、と言えるのではないでしょうか。まさに、天才の業だと思います。
 
【最後に】
もうすでに随分古い曲になりましたし、この曲を知っている人はそんなに多くはないと思います。しかし、フォークやニューミュージック世代やアコギ世代にとっては、一度は弾き語ってみたい憧れの曲ではないでしょうか。
 
いつかは、このようにある一瞬を歌い上げる力量を身につけたいと思っております。もちろん、死ぬまで遠く及ばないと知りつつも。何せ相手は「天才」ですから。
    
それでは、次回もお楽しみに!

挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「見上げてごらん夜の星を」をアップ!

  • 2020/06/13 21:29
挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「見上げてごらん夜の星を」をアップ!
 
このシリーズ、「坂本九」の「見上げてごらん夜の星を」(1960)をアップします。


私が生まれた年の曲なのでまったく記憶がありません。坂本九さんが飛行機事故でお亡くなりになったことがきっかけでテレビなどで流れるために、聴く機会がありますが、積極的に聴いたり、歌ったりすることはまずない曲です。
 
【せつなsong】2
曲全体としては、長調であるからかあまり寂しさや悲しさがなく、むしろなにか暖かい感じさえします。
 
【せつなmelody】2
G調であるため、全体として明るい感じです。ただ、サビ?の部分に短調が表れるので、そこが少しメロディ的には切なさを醸し出しています。
 
【せつなword】3
「見上げてごらん夜の星を ボクらのように名も無い星が ささやかなしあわせをうたってる」
とても謙虚な姿勢で歌っているのには好感が持てます。とくに、「名も無い星」と自分たちを例えている所がいいですね。
 
私の曲に「悲しい星座」があり、2番の歌詞に「星屑みたいな二人だけれど」との一節があり、通じるものがあります。

 
【せつなplay】3
伴奏で、「夜の星を」の部分を、Am AmM7 Am7 D7と演奏するところがクリシェになっており、なかなかの切なさを出しているのではないかと思います。
 ※クリシェ:同じ和音が長く続くとき、構成音の一つを半音・全音ずつ変化させていくこと。
 
【総評】
ミュージカルの主題歌としてつくられたとのことで、当時の時代背景なども十分に理解しているとは言えないものの、全体としては、今は名も無く貧しいけれど「きっと二人で幸せになろうね」という、ほのぼのとした幸せを呼ぶような雰囲気の曲で、当時、皆さんに希望を与えたのだろうと思われます。そのせいか、切ない曲という感じはあまりありませんが、若い二人の未来を祝福する素敵な曲だと思います。
 
【最後に】
ピアノの弾き語り曲として、G調で弾いたため、難易度も低いのですが、クリシェは大変勉強になりますし、歌が聴く人に希望や勇気を与える力があることを改めて感じる、世界の名曲であることは間違いありません。
 
ピアノもギターもなかなか上達しませんが、めげずにアップし続けるぞ!…なぜか決意だけはあります!
 
それでは、次回もお楽しみに!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「水鏡」をアップ!

  • 2020/06/11 21:17
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「水鏡」をアップ!
 
このシリーズ、「鈴木一平」の「水鏡」(1980)をアップします。

 
今回より、アップした曲について次のパターンで、独断と偏見で5段階の評価をしながら、感想などを書き綴って参りたいと思います。
 
このように定型化した目的は2つあり、一つは書き込み時間の短縮ができること。
二つ目は、各曲の評価の比較により、その曲らしさ(アイデンティティとも言えますか?)を際立たせることができるのではないかと考えたからです。
二つ目の目的が達成されるかは難しいところですが、取りあえずこの形式で書き込んでいきたいと思います。
 
【せつなsong】5
調はGmであり、歌詞も女性が主人公の別れの悲しみを歌っており、アコギの前奏も効いているなど、トータルではかなり「切ない歌」と言えるのではないでしょうか。
 
【せつなmelody】4
全体が短調で流れていきますが、Aメロは起伏の少ないメロディが悲しみを誘うようです。Bメロ(=サビ)で少しメロディが起伏を示しますが、最後にリタルダンドして全体をしっとりと締めくくっております。ヤマハのポプコンにも参加されたようで、もちろん、ポップスなのですが、かなり演歌に近い曲調でありつつ、確実に演歌とは一線を画した叙情曲となっています。
 
【せつなword】4
「一生一度きりの別れならばいいものを 人は幾度となく悲しみを繰り返す」
何と言っても冒頭のこの歌詞が光っております。幾度繰り返しても、人は知らぬうちにまた別の別れとなるかも知れないことを知りつつ、出逢い、そして恋に落ちてしまう。それが悲しいことと知りつつも、人はまた別の「出逢い道」を歩き始めるのです。

「私だけの貴方には なってくれるはずがない」
そして、次に光るのがこの歌詞ですね。「私だけの貴方になってほしい」誰もがそう願うものですが、この女性は、はなからそのことを望んではいけないことを知っている大変控えめで悲しい人なのでしょう。憧れます。
その他随所に悲しみを誘う言葉がちりばめられており、演歌と紙一重の叙情詩として人気があるのではないでしょうか。
 
【せつなplay】4
ギターの演奏的には、それほど難しいわけではありませんが、前奏には大変強い思いを込められたのではないかと思われます。アコギのプリングオフによる装飾音が目立ち、ギターを弾く人間にとって、是非マスターしたい曲になっています。本人のアレンジによる前奏が大成功と言えるのではないでしょうか。
 
【総評】
北海道札幌市の出身で地元ファンが多いのではないでしょうか。また、演歌好みの方にとっては格別の曲であり、隠れファンが多いのも特徴です。
 
【最後に】
久々のギター弾き語りのアップとなりました。ピアノ弾き語りも始めましたので、両者のバランスを考えながら、アップできたらと思っております。
 
それでは、次回もお楽しみに!

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