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ピアノ弾き語り 「この広い野原いっぱい」をアップ!

  • 2020/06/05 21:57
挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「この広い野原いっぱい」をアップ!
 
ついに念願の「ピアノ弾き語りシリーズ!」をスタートできました。
 
ギター歴は長く、中学1年生からなので、48年ほどになりますが、ピアノを教室で習い始めたのは、50才ぐらいだったと思います。しかし、習った期間は3ヶ月ほどでした。ですから、そこから10年ほど時間が過ぎておりますが、その間は、時々ピアノに触れる程度だったのでほぼ初心者です。
 
ただ、私は本格的にピアノを弾こうとしたのではなく、ギターのように、コードを見て伴奏をつけられる様になりたいという思いから時々曲を弾いてきたので、簡単な曲であればコードだけの伴奏は初見でもできます。
 
ですから「いつかはピアノで弾き語りたい」という夢の30%ぐらいは叶えられたのではないかと思っております。
 
つまり、ギターの弾き語り同様、ピアノの弾き語りもある程度のコツをつかめば、それほど難しいものではないということです。
 
できれば、機会を見て皆さんにもそのコツをお教えできたらと思っております。
 
今後、このシリーズを通して、さらにスキルアップを図り、ライブで堂々と披露できる様になりたいと思っています。
 
そんな感じで、今回は「この広い野原いっぱい」(1967)という「森山良子」さんの曲の弾き語りに挑戦しました。

 
 
前奏や間奏、後奏は原曲通りというわけにはいかないので、簡単にアレンジしてつけます。
今回は、G調でそれほど難しいコードもなく、テンポもほどよい感じなので、難易度は低いです。今後も、このレベルの演奏で継続していきたいと思っております。
 
「この広い野原いっぱい 咲く花を ひとつ残らず あなたにあげる 赤いリボンの花束にして」
4番までこのパターンが続きます。女性から男性に愛のプレゼントをしたいという歌ですが、私は幼心にも恋する人へ自分が何かをあげたいと思って胸が切なくなったことを思い出します。
淡い恋の歌として、永遠に不滅と言っても過言ではない名曲です。
 
さて、アコギシリーズとピアノシリーズを並行して進めてしまいましたが、いかになりますことやら…。自信はありませんが、できるだけ継続したいと思っております。
 
今回使用した、キーボードはヤマハの「ポータトーン」という入門用の機種で、値段も割と安いのですが、なかなかに楽しい機能もたくさんあり、使いこなせないほどです。
このキーボードの紹介などもこの後でできたらなあと思っています。
 
それでは、次回のアップまでお待ちください!(誰も待っていない…かもしれませんが)
 

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「順子」をアップ!

  • 2020/06/05 21:26
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「順子」をアップ!
 
このシリーズ、「長渕剛」の「順子」(1979)をアップします。

 
この曲は「逆流」というアルバムに収められていた曲をファンの熱烈な要望で、シングルカットしてさらに大ヒットしたとされています。「順子」という女性の名前そのものをタイトルにしたことや、詞の内容など、長渕さんにとってはなかなか大きな存在の曲だったようです。
 
また、弾き語りではギターの伴奏がずんちゃ、ずんちゃとリズムを刻みつつ、悲しげに名前を呼ぶなど、全体として大変切ない失恋歌となっております。
 
「終わりさみんな終わりさ 僕のひとりよがり 君へつないだ心の糸は今プツリと切れた」
恋とは往々にして「ひとりよがり」なものだと思います。そして、別れ際には言い訳をする様にそのことを相手に告げるということが多い様な気もします。さて、「心の糸」を切るのはだいたいお相手の女性なのですが、今回は違う様な…。
 
「順子 君の名を呼べば 僕は切ないよ」
全くストレートに、名前を呼び、そして、切ないと言い切ります。女性の名前をタイトルにつけ、そして、歌中でその名前を呼ぶパターンは、村下孝蔵さんの「ゆうこ」という曲と通じます。私も同じように曲を創る立場としては、なかなかに勇気のいるタイトルだと思います。
 
「順子 君の名を呼べば 僕はかなしいよ だから心のドアをノックしないで ノックしないで」
順子さんに対して、堅く心の扉を閉ざしてしまったとのことで、「ノックしないで」と歌っておりますが、通常は、ノックされることはないものだと思います。むしろ、「ノックして!もう一度やり直そう」というのが、振られたパターンだと思います。
 
つまり、この主人公の男性は振られていないということになりますでしょうか?
 
「あと2年待つことが そんなにいやだったとはね」
「内緒であんなやつと 僕と比べていたとは 冗談のひとつにもなりゃしない」
ここで少し具体的なお話が出て参ります。主人公は、「2年間待ってくれ」的な行動を取ってしまった。そして、離れている間に、比べる様な別の男性が現れていた。(いや、もともといたのかも知れません。)ということが、引き金となり、二人が別れるに至ったということです。しかし、別れを切り出したのはどちらだったのか?という疑問は解決されません。
 
「心のドアをノックしないで ノックしないで」
最後の最後までこのように歌っていることから、彼女にノックする可能性が見られるということなのでしょうか。しかし、それは男の思い上がりかもしれませんね。何て悲しい…。
 
ギターテクニックとしては、それほど難易度は高いものではありませんが、弾き語り曲として、アコギの演奏でひとつの世界を作り上げているという点で、高い人気があることは事実です。今回この曲を取りあえずアップできたことにより、弾き語りに関わる者として、ひとつクリアできてよかったなあと感じているところです。
 
さて、5月中に40曲のアップを達成し、少し油断していたら、6月も5日となり一週間ほど間が空きました。今後も、「切ない歌」を弾き語り続けたいと思っております。ギターの難易度は低くとも!
 
ということで、皆様の期待に応えられないかもしれませんが、がんばりますのでよろしくお願いいたします。

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「初夏」をアップ!

  • 2020/05/29 18:02
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「初夏」をアップ!
 
このシリーズ、「ふきのとう」の「初夏」(1975)をアップします。


何と言っても今の季節にぴったり!ということでこの曲をセレクトしました。
 
ちょうど、高校1年生でした。この頃、北海道へのリュックを背負ったいわゆる「カニ族」と呼ばれる若者の旅行が、爆発的に流行っていました。そういう私も、大学1年生の時に、友人と二人10日間での北海道1周旅行を決行しました。若者達は、もちろんお金がありませんので、公園や駅などで寝泊まりしたのですが、私たちもそのような場所で過ごしました。
 
その頃、旅行と共に、札幌出身の「ふきのとう」というデュオも流行り、ギターの弾き語りで彼らの歌をよくうたいましたが、中でも「白い冬」や「初夏」は大変印象深く心に残っています。
わりと、ロマンチックな少女趣味的な曲も多い中、この曲は素朴で心にぐっと響いてきた記憶があります。
 
「噴水の前で 記念写真を 撮っているのは 新婚さんかな」
夏の大通公園の様子が目に浮かびます。そして、醤油をつけて焼いたトウモロコシを頬張っている人々の中に、私もいたのです。
 
「時計台を見て たむろしている 大きなリュックの 黒いカニ族」
札幌のシンボルに「時計台」はかかせません。当然、その周りに若者が群がっていたことでしょう。黒い「カニ族」は特に悪いことをするわけではありませんが、地元の人にしてみれば、あまりお金を落とすことも期待できない、歓迎すべき人々ではなかったのでしょう。
 
「夏の初めの 昼下がりは とても馴じめず 淋しくなる」
日差しがだんだん強く降りそそぐ、いわばこれから最高に明るく輝き出す季節は、若者にとっては晴れがましく、素直に身をさらすことにひけめを感じるステージなのかもしれません。そして、そんな自分が少し歯がゆい…そんな感じでしょうか。
 
「僕は地下鉄の電車を待ってる センチメンタルに 浸った振りして」
私の最も好きな一文です。これもまたいかにも若者らしさを表しています。素直に表現することに面はゆさを感じ、照れ隠しで眉間にしわを寄せて、何かしら思いに耽っている振りをしてしまう。…わかりますねー。
しかし、何だったのでしょうね。
 
さて、演奏的にはストローク中心で、ギターの小細工はほぼありません。だからこそ、結構なアップテンポでストロークし続ける難しさがあります。かくいう私の演奏も、だいぶテンポが不安定であり、演奏後は体力を消耗して、へとへとになりました。
 
とにもかくにも、これでこのシリーズ40曲のアップを達成したことは、何よりの喜びであり、達成感も若干感じております。
 
今後の行方について、確たる計画はありません。できれば、しばらくお休みをいただきたいと甘い考えすらあります。
 
また、「アコギ1本」を続けるか、少し演奏を工夫してみるかなどといろいろ思案しているところでもあります。
 
まあ、「勝手にやってろ!」と言われそうですが、しばらくお待ちいただき、今後の身の振り方を示したいと思っております。
 
それでは、次回をお楽しみに!

アコギ1本弾き語りシリーズ!「ロードショー」をアップ!

  • 2020/05/27 17:21
アコギ1本弾き語りシリーズ!「ロードショー」をアップ!
 
このシリーズ、「古時計」の「ロードショー」(1976)をアップします。
 

そのタイトル通り、映画館での出来事をモチーフに、二人の愛の終わりを描いた、叙情フォークの傑作と思います。
 
「映画館のロビーで あなたの笑顔を見てしまいました 私にではなく 誰か知らない人に注ぐ微笑みを」
まあ、このような偶然があるかどうかはわかりませんが、起きてしまったとしたら、大変な衝撃でしょうか。それとも、以前から予想された出来事だったのでしょうか。いずれにしても、パンフレットを持つ手が震えたとあります。
 
「ベルが鳴っています 私の愛をおびやかすように 明かり消えました 泣いてもいいと教えるように」
映画館のベルや照明が見事に小道具として使われ、物語を進めています。巧みです。
 
「幕が閉まります あなたの愛も終わりでしょうか 明かりともります 私一人を映し出すように」
さらに、幕や照明が物語のクライマックスを彩る様に大変効果的に使われております。
 
「映画館の外には いつものざわめき 見慣れた街角 あなたと私に続く物語だけ今は大事です」
私がもっとも気に入っているのは、この最後の一節です。普段と変わらない街の音や風景が、何よりも寂しさを感じさせるものなのだと思うからです。
 
竹内まりやの「駅」には、
「改札口を出る頃には 雨もやみかけたこの街に ありふれた夜がやってくる」という一節があります。
自分にとって今起こったことがどうであろうと、そんなことには構うことなく街はいつも通りの時間の流れを映し出している、というこの表現が究極の寂しさなのだと思われるのです。
 
この曲については、好みが別れるかもしれませんが、素直に曲のストーリー展開とその表現の巧みさに感動しつつ、切ない恋の終わりを自分の恋とも重ねていた記憶が甦ります。
 
前奏はピアノで演奏されていますが、ギターでアレンジしてみました。また、間奏もギター用にアレンジしましたが、なかなかうまくできていないなあと思いつつアップしてしまいました。
 
気がつくと、5月のアップが19曲となり、我ながらよくやったと思っております。もちろん、20曲達成を目指します!(このシリーズトータルで40曲となります!)
 
それでは、次回をお楽しみに!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「無縁坂」をアップ!

  • 2020/05/24 20:19
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「無縁坂」をアップ!
 
このシリーズ、「グレープ」の「無縁坂」(1975)をアップします。

 
さだまさしワールドの代表曲です。「ひまわりの詩」というドラマの主題歌とのことですが、例によってわたしにはドラマの印象がありません。
 
「無縁坂」は実在し、東京都台東区の「無縁寺」に続く坂の名称とのこと。詳しい由縁はわかりません。
まだ、23才のさださんが母を思って作られた曲です。現在、60才のわたしこそが、しみじみとこの詞の意味を噛みしめられる年頃になりました。
 
もちろん、23才の若者にとっての母への愛も変わらぬものであることは間違いありませんが。
近頃めっきり父母が老いてきたと感じるのは同年代みな同じではないでしょうか。
 
「母がまだ若い頃 僕の手をひいて この坂を上るたびいつもため息をついた」
まだ若い母親を想像する時、もちろん記憶の中にある母とともに、アルバムの中にいる母を思い出すのではないでしょうか。まだ、娘だった頃の母だって存在したのです。と思うと何だか恥ずかしい気持ちにすらなります。
そんな母が小さな手を引いて二人で坂を上っている。今の若いお母さんの様子に重ねてみますが、当時の厳しい時代背景とともに、必死に生きていた母が思われます。
 
「忍ぶ 不忍無縁坂 かみしめる様な ささやかな僕の母の人生」
自分の母だからこそ「ささやかな人生」と言えるのだろうと思いますが、しかし、まさしくそのように思えてくるのは、老いて小さくなった母をみるからでしょうか。
 
「母はすべてを暦に刻んで 流してきたんだろう 悲しさや苦しさはきっとあったはずなのに」
「暦に刻む」という表現がすごいですね。もちろん「悲しさや苦しさ」がないはずがありません。
しかし、今こうして自分も親になるとそれ以上に「あなたと過ごした幸せのほうが大きかった」というのが本当だと思います。
 
「親思う子 子思う親」どちらもその愛は決して切れることも逃れることもできない運命でつながった絆なのです。
 
ギターの演奏は少しアレンジを工夫してみましたが、いかがでしたでしょうか。演奏の難易度はそれほどでもありませんでしたので、撮り直しは今までで一番少なかったようです。
 
次回もそんな風にできたらいいなあ、('_')(期待に胸膨らむ顔…)
 
それでは、次回をお楽しみに!
 

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