弾き語り

エントリー

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「祭りのあと」をアップ!

  • 2020/07/27 17:02

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「祭りのあと」をアップ!

このシリーズ、「吉田拓郎」の「祭りのあと」(1972)をアップします。

この曲は、吉田拓郎(当時はよしだたくろう)のアルバムとしては最高のセールスを記録している『元気です。』(げんきです。)に収録されています。
この曲の他に、「春だったね」「たどり着いたらいつも雨降り」「夏休み」「旅の宿」などの代表曲が収められております。

【せつなsong度】5
タイトルからして、切なさがこみ上げてきます。祭りのあとには、楽しい時が終わり、興奮から醒めた虚脱感や寂しさ、静けさが襲ってきます。誰もが経験するけれど、歌にするには重すぎるこのテーマを歌ったことに敬意を表したいと思います。

【せつなmelody】4
短調の節でハーモニカを吹きならし、坦々と歌いながら、そして、サビで叫ぶような一節を入れて最後に長調で終わっています。拓郎節の典型と言えるのでしょうか。

【せつなword】4
岡本おさみさんの詞ですが、「祭りのあと」の「祭り」とはこの曲の年代から「学生闘争」の意味があるとのことです。

若い魂が時に身を捨て武力を持って権力に挑み、革命を訴えた時代。その時代の終焉を歌ったとするならば、当時小学生だった自分にも伝わる思いがあります。がしかし、そのことを真正面から捉えることのできないことも事実であり、表面的な感傷でしかないことも事実です。

ただし、ところどころにあるキーワードが気になります。吉野弘の「日々の慰安が」と言う詩からの引用や、臥し待ち月=出が悪いので寝て待つ月などです。さすが詩人ですね。

【せつなplay】4
イントロやアウトロのハーモニカの響きが印象的ですが、今回はこのキー(Dm)のハーモニカがないので、入れませんでした。

ギターは、コードストロークの中に、プリングオンやオフを入れてあやつけた演奏を再現しましたが、拓郎さんの演奏とは違っていると思われます。雰囲気だけ味わってください。

【総評】
タイトルだけで心が切なくなる歌の代表だと思います。ただ、私はこの曲を時代背景と共に理解する力量を備えていないため、聴く人の心を捉えることは難しいことでしょう。

【最後に】
久々の自宅での録画とアップとなりました。

季節的に、青森では「ねぶたまつり」弘前では「ねぷたまつり」が始まる頃となりました。いつもは、お囃子が聞こえているのですが、今年はひっそりとしております。

「祭り」は始まりませんから、「祭りのあと」も存在しないのかも知れませんが、この年になると、しみじみと「祭りのあと」の寂しさや静けさが胸を締め付けます。

また再びあの、「後先を忘れるほど熱く燃える祭り」、「きらびやかで恋に胸焦がす祭り」そして「言いようのない寂しさにおとしいれる祭り」が復活することを心からお祈りして、お粗末ながらご報告をさせていただきました。

それでは、次回もお楽しみに!

ソロライブ動画をアップします!

  • 2020/07/13 21:07

ソロライブ動画をアップします!

7月に入り、ソロライブの動画をアップしております。

6/20松の湯交流館ライブ(黒石市)7/4鳴海要記念陶房館ライブ(弘前市)のライブの一部をアップしました。

演奏のできは今一ですが、コンサートやライブの開催が難しい昨今なので、少しでも臨場感が出せればと思い、拙い演奏ですがライブの模様をアップさせていただきました。
そうしたら何と、
「夏休み」が13,000回、


「夢の中へ」が1,600回、


「落陽」が1,100回の再生回数を得ております。
何と言っても、「夏休み」のように、この短時間に1万回を超えるのは、4月からのアップでは、想像もしない快挙です。
拓郎ファン、陽水ファンが反応してくれたのだと思われます。
改めてお礼申し上げます。

今後も何とか月20曲を目指してアップしていきたいと思っております。
しかし、どうなりますでしょうか?

「挑戦!素人ライブ!」コンテンツです!

  • 2020/07/05 17:49

「挑戦!素人ライブ」のコンテンツです!

昔弾いてたアコギにもう一度挑戦したい!
大好きなあの曲を人前で弾き語りしたい!
素人だけど、ライブに挑戦したい!

という夢をかなえませんか?

ここから、お好きなページに飛んで、お読みください!

「挑戦!素人ライブ!」~弾き語りのすすめ~

Ⅰ「弾き語り」に魅せられて ①

Ⅰ「弾き語り」に魅せられて②

Ⅰ「弾き語り」に魅せられて ③

Ⅱ フォークソングについて①

Ⅱ フォークソングについて②

Ⅲ ギターについて ①

Ⅲ ギターについて ②

Ⅲ ギターについて ③

Ⅳ 伴奏と歌について ① 弾き語り開始!

Ⅳ 伴奏と歌について ② G調のコード基本8個

Ⅳ 伴奏と歌について ③ C調のコード基本8個

Ⅳ 伴奏と歌について ④ 必修コード 12個

Ⅳ 伴奏と歌について ⑤ 移調、役立ちサイト

Ⅳ 伴奏と歌について ⑥ 移調 「結婚しようよ」

Ⅳ 伴奏と歌について ⑦ ストロークとアルペジオ

Ⅳ 伴奏と歌について ⑧ 前奏・間奏・後奏

Ⅳ 伴奏と歌について ⑨ オリジナル曲を創ろう

Ⅳ 伴奏と歌について ⑩ 歌について

Ⅳ 伴奏と歌について ⑪ ソロギター

Ⅴ 人前での発表について ① 動画に記録する

Ⅴ 人前での発表について ② SNSへの投稿

Ⅵ ライブに向けて ① 機材について

Ⅵ ライブに向けて ② 会場探し

Ⅵ ライブに向けて ③ 役立つ?情報

Ⅶ ライブ敢行 ① MC=語り

Ⅶ ライブ敢行 ② 小道具

Ⅶ ライブ敢行 ③ テーマソング

ストリートライブに向けて ①主な準備物

ストリートライブにむけて②ワイヤレス環境

 

 

 

 

挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「あの素晴らしい愛をもう一度」をアップ!

  • 2020/07/01 14:08
挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「あの素晴らしい愛をもう一度」をアップ!
 
このシリーズ、「加藤和彦&北山修」の「あの素晴らしい愛をもう一度」(1960)をアップします。

この曲はこれでYouTubeでの3度目のアップとなります。前回は、ギター弾き語りでアップしておりますので、内容に重複するところがあることと思います。
 
名曲であるが故に、何度もアップさせていただくということとブログの内容の至らなさを何分ご勘弁くださいますようお願いいたします。
 
この曲はリアルタイムで聴いた記憶がありません。しかし、中学時代の文化祭での大合唱や教師になってからのクラスの合唱曲として歌われており、フォークソングとしてのみならず、ポピュラーソングとしても確固たる曲となっています。
もちろん、自分のコンサートでも毎回のようにクライマックスでお客さんと一緒に大合唱するというパターンが定着しています。
もはや、かなり幅広い世代の方々にとっての愛唱歌として根付いている王道のフォークソングです。
 
【せつなsong度】5
スリーフィンガーでの曲の流れといい、北山修さんの詞といい、往年のギター少年たちにとっては「せつな歌」の巨頭と言えるのではないでしょうか。
 
【せつなmelody】4
作曲は何と言っても加藤和彦さんであり、起伏の少ない坦々としたメロディがかえっていつまでも心に残ります。
 
【せつなword】4
「命かけてと誓った日から 素敵な思い出残してきたのに」
中学生にとっても、命を賭けて人を愛することの素晴らしさが伝わりました。
 
「あのとき 同じ花を見て美しいと言った二人の 心と心が今はもう通わない
美しいものに共感する心さえ、いつかは通わなくなる別れがやってくることも教わりました。
 
「あの素晴らしい愛をもう一度」
だからこそ、もう一度やり直したい!…という気持ちと、新しい愛を見つけなければ!…と言う気持ちが交錯しているのではないでしょうか。
 
「あの時 ずっと夕焼けを追いかけていった二人の」「あの時 風がながれても変わらないと言った二人の」「心と心が今はもう通わない」
どんなことがあっても、決して二人の愛は永遠に変わらないと思っていことが幻想であることに気付いてしまうのです。
 
【せつなplay】4
演奏の肝は、ギターの弾き語りではスリーフィンガーであり、イントロのGsus4による装飾ですね。それをピアノでも再現してみましたが…。
 
【総評】
この曲は、何度でもアップしたくなる素敵な曲であり、ギターでもピアノでもいいですね。また、コンサートでは誰もが口ずさめる曲であり、その素晴らしさを改めて感じております。4度目のアップはあるのでしょうか?
 
【最後に】
6月一杯で20曲の目標を達成することができて、取りあえずほっとしております。4月から開始してこれまでの3ヶ月では60曲となりました。
 
何事も継続は力なりですが、こんな私にも何かしらの力が育まれたのでしょうか。特に、後半はピアノ弾き語りに挑戦したことは、大きな収穫でしたが、その分、ギターが少しおろそかになったことも事実です。
来月もこのペースでアップできるかはかなり不安で未確定ですが、まだまだ隠れた「せつな歌」がたくさんあるので、少しマイナーと思われる曲にも挑戦していきたいと思っております。
 
それでは、次回もお楽しみに!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「つゆのあとさき」をアップ!

  • 2020/07/01 10:14
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「つゆのあとさき」をアップ!
 
このシリーズ、「さだまさし」の「つゆのあとさき」(1977)をアップします。

この曲はさだまさしさんの「風見鶏」というソロ2枚目のオリジナル・アルバムに納められており、大変にヒットしたアルバムです。
 
【せつなsong度】5
タイトルの「つゆのあとさき」は、永井荷風の小説『つゆのあとさき』から採られたそうですが、歌詩と小説とには関連はないとのことです。また、別れを比喩的に卒業と表現していることから、季節が梅雨と卒業では合わないとの疑問が湧きますが、その辺もはっきりとさせることはできません。
 
いずれにしても、ある女性が成長を遂げながら自分の元を去って行く姿に卒業と重ねながら、最後のお別れを告げる、切ない歌であることには間違いありません。
 
【せつなmelody】5
さだワールドの魅力に、長調でありながら、坦々と進んでいくメロディが寂しさや悲しさを巧みに表現し、最後には切なく歌い上げる曲の展開にただただ感動するばかりです。
 
【せつなword】4
さだワールドの魅力はメロディと共に、歌詞の美しさにあろうかと思います。日本語の音の響きや空気感を生かしつつ、若者の傷心とこだわりのない別れ(もちろん、未練が無いわけではありませんが、それは出しませんね)
を見事に表現しきっていると思います。
 
「一人歩きを始める 今日は君の卒業式」
「さよならと僕が書いた 卒業証書を抱いて」
別れを卒業に例えて、男性から証書を渡す比喩に別れにこだわりを持たない決意が表れているのでしょうか。
 
「倖せでしたと一言 ありがとうと一言」
「君の細い指先に 不似合いなマニキュア」
ここでも、「ありがとう」の一言にきっぱりと別れの意志が込められているように思います。そして、女性が成長し化粧を覚えて、それは誰のための化粧なのかと思う辛さは隠しつつ、「いらぬおせっかい」と切ない言葉で結んでいます。
 
「めぐり逢う時は 花びらの中 ほかの誰よりも きれいだったよ」
「別れ行く時も花びらの中 君は最後までやさしかった」
この花びらは誰もが「桜」を連想し、また、そうであってほしいと思うのではないでしょうか。桜の花びらの中で出逢い、そして、桜の花びらの中で別れていく、いつまでも心から離れることのないシーンですね。
 
【せつなplay】4
前奏と間奏をギターで再現しました。ギターの難易度はそれほどでもありませんが、歌のレンジがかなり広く、サビはかなり高音で苦しかったです。まさに、歌いきると言う曲であり、さださんが渾身の力を注いで作った曲という感じが伝わります。
 
【総評】
「主人公」「つゆのあとさき」とさださんの曲が続きました。たまたま続いたのですが、こうして歌ってみると、どちらも学生時代と思われる頃の別れの歌であり、すーっと入ってきて、そして、言い知れぬ切なさを呼び起こしつつ忘れることのできない曲として心に刻まれる、すなわち、これこそ、「せつな歌」の代表作なのだろうと思います。
 
【最後に】
いよいよ6月もクライマックスです。大好きだけれども、演奏がかなり厳しいと思われたさだワールドをアップできて、できはともかく、満足しております。
ラスト1曲はどうなりますことやら。
 
それでは、次回もお楽しみに!

ページ移動