弾き語り

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Ⅳ 伴奏と歌について ⑩ 歌について

  • 2019/11/05 18:35
Ⅳ 伴奏と歌について ⑩ 歌について
 
弾き語りの中でも、ギターの伴奏についてはいろいろと詳しい解説や参考になるものが多いですね。YouTubeには星の数ほど、カバー曲の弾き語りがアップされています。私もその中の一人です。
でも、「歌」は「声」という人間そのものが楽器であるという性質上、個人差が多岐にわたり、解説やマニュアルが作りにくい、あるいは作っても伝わりにくいかも知れません。
そんな分野に、私ごときが何をか言わんやでありますが、何かしら参考になるものがあるかも知れません。また、専門家ではありませんので、間違っているかも知れません。それでも、いいなあと思ったら参考にしていただければと思います。
以下に、自分が歌うときに心がけていることをいくつか書いてみました。

①あくまでも、リラックスして、力を抜いて歌おう。
歌は心です…が、心を込めすぎると力が入り、いい声が出ません。ましてや、聞いている人が引いてしまうような熱い歌い方は避けましょう。ライブなどで感極まって出てしまったらそれは仕方がないと思いますが、歌詞が聞き取れないようでは本末転倒!ですね。声帯を大切にするためにも、力を抜いて歌いましょう。
②できれば高いキーで歌おう。
キーは高すぎても低すぎても声が出なければ意味がありません。私は多少きつくてもキーが高いところで歌うように心がけています。①と矛盾するようですが、それは、声が鍛えられるということと、歌詞なども伝わりやすいからです。歌う前の「うがい」、「簡単な発声練習」から徐々にキーを高めて(カポを使って、1フレットごとにあげる)最終のキーは最も高い声に合わせて、セットするようにしています。もちろん、無理はいけません!
③最初は歌詞カードを見ても、最終的には暗記する気持ちで歌おう。
歌詞があやふやな曲は歌詞カード(コード譜)を見ながら歌いますが、歌詞はできれば暗記してしまいましょう。自分でも良くやるミスですが、歌詞が途切れたり、歌詞を間違えたりすることは曲やお客様に失礼だと思います。心して気をつけたいですね。
④ビブラートや裏声(ファルセット)使いはごくごく自然に!
ビブラート(声を震わせる)をつけたり、場合によっては裏声を使って歌うこともいいことだと思います。特に、歌い手として、ビブラートの付け方は訓練した方がいいと思います。しかし、何事も過ぎると快いものではありません。その他、こぶしやしゃくりなど歌にはテクニックがあるようですが、やはり、ごく自然にを心がけたいものです。もちろん、そのような装飾は嫌いだという方は、それでもいいと思います。ただし、できないからやらないよりも、できるけれどやらないという方が余裕があっていいですよね。
 
ギターの弾き語りと言えども、その命は「歌」です。ギターの伴奏で惹きつけ、「歌」で感動させることができたら冥利に尽きます。生まれついていい声の持ち主もいますが、やはり、自分の好きな歌を何度も何度も歌うことで、命が吹き込まれるのではないでしょうか。(演歌っぽい言い方ですが、ジャンルに関係のない真実ですね…)
 

「挑戦!素人ライブ!」Ⅳ 伴奏と歌について ⑨ オリジナル曲を創ろう

  • 2019/11/03 21:59
Ⅳ 伴奏と歌について ⑨ オリジナル曲を創ろう
 
弾き語りを続けていると、レパートリーが増え、いつかは、人前で歌いたいという夢を抱くようになります。というか、最初からそのために弾き語りをやり始める人も多いのではないでしょうか。実は、私もそのうちの一人です。もちろん、弾き語りを始めたのは中学生のことですから、そのかっこよさに憧れ、女の子にモテたいという気持ちがありました。その後、高校の文化祭やバンドでのコンサートなど人前での演奏は実現しましたし、多少は目立ったせいでモテたのではないかと思っています。
 
さて、その頃、それと同時に、沸々と湧いてきたのが、「オリジナル曲」を作りたいという欲望でした。最初は、見よう見まねで聞くに堪えない曲をつくり、歌っていました。当然、人に聞いてもらえるようなものではなく、人知れずひっそりと歌っていました。しかし、スタートは誰でもそうなのだろうと思います。カバー曲(既存曲)の弾き語りの合間に、オリジナル曲作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
 
誰に遠慮することもありません。歌詞とメロディがあり、そして、ギターでコードを弾いて伴奏がつけば立派なオリジナル曲の弾き語りとなります。もちろん、それぞれにはいろいろなコツやテクニック、そして、それらを支える音楽理論を知っていればそれに越したことはありません。しかし、それよりも何よりも、自分の思いを歌にする情熱があれば曲はできます!これも、私が中学時代体験したことです!
 
私のオリジナル曲「青春」をYouTubeにアップしております。定年を前にして、「これからが青春、やりたいことをやり尽くしたい」という想いを歌にしました。拙い曲と演奏ですが、参考にしていただければ幸いです。今後「曲を創ろう」というタイトルで、ブログの記事を掲載していく予定です。
 
 

 

「挑戦!素人ライブ!」Ⅳ 伴奏と歌について ⑧ 前奏・間奏・後奏

  • 2019/10/30 21:09
Ⅳ 伴奏と歌について ⑧ 前奏・間奏・後奏
 
には、前奏、間奏、後奏があります。始めは、それを意識せずに歌の伴奏だけを弾きますが、余裕ができたら、前奏などにも挑戦したいものです。しかし、一人で弾き語るのですから、原曲通りに弾くことは不可能です。でも、何とか前奏らしく聞こえるような工夫ができないかと、あれこれ挑戦することも楽しいものです。
そのために、前奏の特徴的なメロディなどを入れるというのは、大変効果的です。ストロークであれ、アルペジオであれ、何とか工夫して入れてみましょう。また、エンディングにはいくつかのパターンもあるようです。これもまた、研究すると楽しいものです。
参考として、私のユーチューブの「酒と泪と男と女」の弾き語り動画をご覧ください。前奏と間奏と後奏を適当にアレンジして入れてみました。カポなしでG調で弾いております。
伴奏は、フラットピックでストロークとアルペジオを織り交ぜて付けました。
https://www.youtube.com/watch?v=Mutx-P-WHBU

「挑戦!素人ライブ!」Ⅳ 伴奏と歌について ⑦ ストロークとアルペジオ

  • 2019/10/28 20:47
Ⅳ 伴奏と歌について ⑦ ストロークとアルペジオ
 
私のギター歴は、中学校時代にすでに弾き語りを始め、高校時代、大学時代とサークルで活動していたので途中には長い空白もありましたが、50年ほどの経歴になります。
しかし、全くの初心者の方でも、12個のコードを駆使すれば、数ヶ月で数曲のレパートリーをたどたどしくも弾き語りすることが可能だと思います。現に、私の息子がそうでした。(その間、彼は全くの独学でした。しかし、現在はユーチューブなど視聴覚教材があふれているのも事実です)ただし、それは、「ストロークで」という条件が付きますが。
 
これに、「アルペジオ」をほぼ駆使できるようになるには、その倍ぐらいの期間の練習が必要だと思います。ただし、これは好きこそものの上手なれであって、上達は練習時間に比例すると言えます。また、アルペジオやスリーフィンガーをマスターすると、表現力が格段にアップします。
ストーロークとアルペジオ
 
私のサークルにも初心者の方がいましたが、ほぼ数ヶ月でステージに立ち3年後の今では、ソロコンサートを開いております。ただし、この方は歌が抜群にうまい!カラオケ大会で常勝の方で、歌うことを心から愛していると言える人です。
何事もそうだと思いますが、「あの曲を弾き語りしたい!」という情熱を持って、「いつかは人前で演奏するぞ!」という目標をもてば、それは必ず実現します!
最初は、たどたどしいギターに歌を合わせる日々が続いても、いつかは必ず一緒に演奏できるようになります。そのように、歌い込んでいくうちに、ギターの演奏とともに、歌にも魂が込められていくことでしょう。

「挑戦!素人ライブ!」Ⅳ 伴奏と歌について ⑥ 移調 「結婚しようよ」

  • 2019/10/24 21:33
Ⅳ 伴奏と歌について ⑥ 移調 「結婚しようよ」
 
前回お話しした12個のコードをマスターする道も、とにかくスタートが大切です。すべてを弾けるようになるのを待って、弾き語りを始めるのでは遅すぎます。
まずは、12個のコードの存在を心にとめ必要に応じて押さえ方を確認しながら、弾き語りの練習を進めましょう。それでは、練習曲として、吉田拓郎の「結婚しようよ」に挑戦しましょう!C調とG調のコード譜を準備しました。前回おすすめの  J-Total Music で検索し、移調してできた楽譜です。どちらで練習しても良いのですが、どちらも、3種類のコードで弾けるので、どちらでも弾けたらいいですね。音の高さは、カポタストを付けて調節し、歌いやすい高さにしてください。
 
「結婚しようよ」
・C調 ・G調
KC.JPG KG.JPG
 さて、右手はどのように弾きますか?伴奏としては、大きく次の2つがありますね
・ストローク 
・アルペジオ
 
 
とりあえずは、ストロークで弾きますね。リズムやパターンは追々複雑にしていけばいいと思います。今は、歌とギターが合うように、ゆっくりなテンポでストロークして、歌いましょう

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