想ひのままに

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アコギ1本弾き語りシリーズ! 「主人公」をアップ!

  • 2020/06/26 23:03
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「主人公」をアップ!
 
このシリーズ、「さだまさし」の「主人公」(1978)をアップします。

 この曲はさだまさしさんの3枚目のアルバム『私花集』(アンソロジィ)に納められ、のちにシングルカットされましたが、彼の曲の中での人気投票で1位の曲だそうです。
 
最初に聴いたのは大学1年生の生意気な頃で、「あなたの人生の中では あなたが主人公だから」という一節があまりにも当然なので、私自身の評価は高いものではなかったと思います。(もうすでに40年も前のことですからお許しください。)
 
しかし、今こうしてこの曲を聴くと、懐かしい学生時代の想い出と共に主人公だった自分の青春時代が甦り、やはり、彼の曲の中でも大好きな曲ベスト3に入るようです。
 
【せつなsong度】5
学生時代の中でも、大学生時代を歌った歌として、自らの経験と重なる部分が多いため、大変人気が高いのではないでしょうか。
また、生意気さも取れた今では、「あなたの人生の中では あなたが主人公だから」の一節が心に沁みるように響き、傷ついたことややり残したことがことさら輝き出すような気がします。
 
【せつなmelody】4
長調であり、メロディは坦々と流れるものの、クリシェが入っていたり、サビでの盛り上がりなど、さだワールド長調編(短調編もありますね!)という感じが色濃くにじみ出ております。例えば、「北の国から~遙かなる大地より~」に見られますでしょうか。
 
【せつなword】4
「あの頃という名の 駅で降りて 昔通りを歩く」
「鈴懸(プラタナス)並木と 古い広場と 学生だらけの街」
さだワールドの魅力には、彼の詞による琴線を震わせる巧みさがあることは誰もが認めるところです。
 
「時を遡る 切符(チケット)があれば 欲しくなる時がある」
地下鉄、62番のバス、そして、過去へのチケットと物語が続き、消して戻ることのできないせつなさを歌い上げておりますが、さすがです!
 
【せつなplay】4
前奏で曲の再現をしましたが、自信のなさから音量が今一でした。また、オンコードやクリシェなどギター弾きにとっては大変勉強になるコード進行で、曲作りにも大いに参考になります。そして、それがせつなさを醸し出していると言うことですね。
 
【総評】
さださんの曲の中でもファンにとって人気の高い代表的な曲であるため、演奏には緊張感がありました。まだまだ、彼の曲には弾き語りたい曲がたくさんありますので、今後も挑戦したいと思います。
 
【最後に】
今日も頑張って、2曲アップを何とかこなしました。しかし、音質の面でまだまだ研究が必要だと思っております。これまで聞きづらい所があったことをお詫びいたします。
何とか、6月での20曲達成を果たしたいと思っております。
 
それでは、次回もお楽しみに!

挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「学生時代」をアップ!

  • 2020/06/26 22:19
挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「学生時代」をアップ!
 
このシリーズ、「ペギー葉山」の「学生時代」(1964)をアップします。

 ミッションスクールへの憧れは、少年時代からありました。とてもストイックで純粋なものが、少年の心を惹き付けないわけがありません。しかも、女子高(短大や大学でもいいのですが)であるということも(男子校ではいけません)大変神秘的な魅力です。
 
もちろんリアルタイムで聴いてはいないのですが、いろいろな機会に耳にするたびに魅了されていったのだと思います。もちろん、ペギー葉山さんの魅力も大変大きかったと思います。
 
【せつなsong度】5
学生時代というタイトルや短調のメロディの流麗さから、老若男女の別なく
切ない歌」の代表に上げられると思います。
 
【せつなmelody】4
メロディの流れは大変心地よい短調のメロディではないでしょうか。サビでの盛り上がりも非常に効果的です。
 
【せつなword】4
ミッションスクール特有の
「チャペル」「祈りを捧げた日」「讃美歌」「清い死」「ろうそくの灯」「十字架」
どの言葉も強い憧れの心を高揚させるものです。
 
また、
「重いカバン」「なつかしい友」「秋の日の図書館」「ノートとインクのにおい」「日記」「本棚」「小説」「テニスコート」「キャンプファイヤー」
などの、学生時代を象徴する言葉たちも、この曲の魅力を高めるために輝きを放っております。
 
そして何よりも2番の
「胸の中に秘めていた 恋への憧れは」
の一節は、若い女性らしい切ない心を歌っており、この歌をより身近に感じさせ、共感からの懐かしさを一層高めさせているのではないでしょうか。
 
【せつなplay】3
サビの部分を前奏に使ったアレンジです。ここが私にとっては大きな山場です。それ以外は流れに任せた演奏でなんとか弾き語ることができました。
 
【総評】
少年時代から憧れていた学生時代。いざ自分の学生時代はどうだったか。多分にこの歌と重なる部分が多かったと思います。
「重いカバン」「枯れ葉の散る窓辺」「恋へのあこがれ」「ひとり書いた日記」「なつかしい日々はかえらず」「すばらしいあの頃」
と、たくさんの単語が胸に響きます。
 
もちろん、当時はそれ以上に悩むことも多かったと思いますが、やはり、「すばらしいあの頃」に違いはありません。
 
【最後に】
気がつくと、ピアノ弾き語り曲も10曲目となりました。なかなか上達はしませんが、ピアノで弾き語るという憧れが実現していることが、何よりの楽しみで、稚拙な演奏ですが、まだまだこの楽しさを続けたいと思っております。
 
それでは、次回もお楽しみに!

挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「忘れな草をあなたに」をアップ!

  • 2020/06/25 20:11
挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「忘れな草をあなたに」をアップ!
 
このシリーズ、「倍賞千恵子・菅原洋一」の「忘れな草をあなたに」(1963)をアップします。


この曲の最初にリリースは女声コーラスグループらしいのですが、その後、1971年に倍賞千恵子・菅原洋一がそれぞれヒットさせたとのことです。もちろん、リアルタイムでは聴いてはいませんが、この曲そのものは、メロディ及び歌詞共に大変印象深く心に残っています。と言うくらいですから、今なお不朽の名作として愛されていることに間違いはありません。
 
「忘れな草」とは、初夏に青い可憐な小さな花を咲かせるムラサキ科の植物で、私の住んでいる地域では道ばたや川辺に普通に見られます。英語名を「forget-me-not」すなわち「私を忘れないで」という意味です。これは、ドナウ川で若者が娘のために青い花を摘み取ろうとして、川に転落してしまい、そのときに娘に対して叫んだ言葉が名前の由来になったとのことです。
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【せつなsong度】5
日本の叙情歌として歌われる名曲であり、メロディも歌詞もトップクラスの「せつな歌」と言えるのではないでしょうか。
 
【せつなmelody】5
Emで演奏した短調の曲で、サビで盛り上がりながら、流麗なメロディに哀しみが誘われます。
 
【せつなword】4
「別れても 別れても 心の奥に いつまでも いつまでも 憶えておいてほしいから」
歌い出しから、別れてしまった人に語りかける歌詞が切なく響きます。
 
「幸せ祈る 言葉にかえて 忘れな草を あなたに あなたに」
別れた人に対してできることは、幸せを祈るのみなのですが、できれば「forget-me-not」の思いを伝えたいということでしょうか。
 
【せつなplay】4
前奏を少し工夫してみました。オクターブ奏法を取り入れ、もの悲しさを表現してみましたが、いかがでしょうか。
ギターもさることながら、ピアノの表現も無限に考えられます。まだまだ、その奥深い世界にはほど遠いのですが、アレンジの楽しみを味わっております。
 
【総評】
歌集を見て、この曲に気づき弾き語りたいと思いました。まだまだ、たくさんこのような曲があることでしょう。そして、やはりギターもいいけどピアノ弾き語りに似合う曲が弾けたらとの思いを強くしております。
 
【最後に】
今日も頑張って何とかアップできました。6月が終わるまでに、それなりの決着をつけたいと思っております。
 
それでは、次回もお楽しみに!

挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「遠くへ行きたい」をアップ!

  • 2020/06/24 21:22
挑戦!ピアノ弾き語りシリーズ! 「遠くへ行きたい」をアップ!
 
このシリーズ、「ジェリー藤尾」の「遠くへ行きたい」(1962)をアップします。

 
この曲は、NHK総合テレビの「夢であいましょう」の今月(5月)の歌としてつくられ、その後6月にシングルレコードとして発売されました。
 
作詞は永六輔、作曲は中村八大という昭和歌謡の大御所によってつくられ、同名の旅番組の主題歌などに使われたほか、渥美清さん倍賞千恵子さん等たくさんの歌手にカバーされた歌謡史に残る名曲ですね。
 
当時、2才だった私でも、その後幾度となく流れては心の琴線を震わされた経験から、忘れることのできない曲となっています。
 
【せつなsong度】4
歌詞・メロディ共に心に残る名曲として歌い継がれており、ふとした寂しさに旅に出たいと思う心のBGMとして、必ず流れていた記憶があります。皆さんはいかがでしょうか。
 
【せつなmelody】4
原調はCmですが、Amで演奏しました。Aメロで心をぐっとつかまれた後、サビでは繰り返しにより寂しさが一層盛り上げられ、さらに、Aメロの繰り返しで、しっとりと歌い終わる構成により、短い曲と言うこともあり、歌がしっかりと心に刻まれすぐに再現可能な曲となっているのではないでしょうか。
 
【せつなword】4
「知らない街を 歩いてみたい どこか遠くへ行きたい」
何と言ってもこの一行がこの曲の命となって、聴く者を惹き付けて放しません。
 
「愛する人と 巡り会いたい どこか遠くへ行きたい」
この曲のもう一つの魅力が、愛する人を求める歌だと言うことです。旅に出たいと望む流浪への欲求とは裏腹に、温かく迎えてくれる安住として愛する人を求めており、これこそ強さと弱さの両面を持つ、人間の本質をそっと表しているのだと思います。
 
【せつなplay】2
ピアノの演奏としては、難易度がかなり低い者となっております。途中、dimコードが出て参りますが、コードの勉強としては最適な曲と言えるのではないでしょうか。
 
【総評】
心が旅に出たいと泣き出すと、必ずこの曲が響いていました。「どこか遠くへ行きたい」この思いは常に頭をもたげます。しかし、いざその思いを曲で表現するのは、なかなかに難しいと思われますが、この曲によってズバリ心が射貫かれた感があります。そして、さらにこの曲にインスパイアされて作られた旅の歌も限りなくあるような気がします。
 
【最後に】
拙いピアノ弾き語りで申し訳ありませんが、「せつな歌」のうちピアノの伴奏が似合う歌の代表格ではないでしょうか。と、このように、ピアノの似合う歌、ギターの似合う歌を見定めて、今後もアップして参りたいと思っております。
 
それでは、次回もお楽しみに!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「ほおずき」をアップ!

  • 2020/06/23 21:33
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「ほおずき」をアップ!
 
このシリーズ、「さだまさし」の「」(1975)をアップします。

梅雨から夏にかけての日本の風情を織り込みながら、男と女の世界を歌にした、まさに叙情詩の一編を思わせる「さだワールド」の世界です。
当時さださんは大ヒットをねらった自信作として発表したようですが、期待したほどは売れなかったとのことです。
 
【せつなsong度】5
6月頃から私の地元では神社の宵宮が始まり、そして、それにつきものの夜店がたち、子供たちの心を落ち着かなくさせます。そんな情景を巧みに描写しつつ、男女の恋を切なく歌った、まさに、初夏の「せつな歌」の№1と言える曲ではないでしょうか。
 
【せつなmelody】4
原調はDmであり、ギターにとって切ない歌の短調の中でも、もっともせつない響きの調だと思います。演奏は5CapoのAmで行っております。坦々としたAメロの後、豊かな長調から始まり、再び短調での繰り返しを含むサビ、そして終わりを平坦なAメロで締めくくる流れが一層のせつなさを表現していると言えます。
 
【せつなword】4
まさに、日本の夜祭りにふさわしい小道具をちりばめた、ことばの玉手箱と言えます。その中で、タイトルである「ほおずき」が演じる役の大きさが徐々に際立って、いつまでも消えないイメージとして心に刻まれます。
 
「いくつかの 水たまりを残して 梅雨が駆け抜けてしまえば しめった風の背中越しに きみの好きな夏が来ます」
夏の到来を告げるために、一気に梅雨の終わりを表現しています。その中にも、恋する女性の存在を添えているのが光ります。
 
「きみは小さくつぶやいた 消えない花火があるならほしいと」
花火と恋とを重ねながら、いつか終わってしまうものの命のはかなさを切なく歌い上げているこの表現が胸に沁みます。
ところで、なぜお二人の恋は花火のごとく消えなければならないのでしょうか。この辺は疑問のまま解決されません。
 
「想い出のほかに ひろったものは 誰かが忘れた ほおずきをひとつ」
想い出となってしまった恋、それを教えるかのような、ほおずきの赤い実。まさしく、映画のラストシーンを思わせる絵ですね。
 
【せつなplay】3
前奏がアコギのスリーフィンガーのパターンの繰り返しで、これがこの曲のポイントとも言えますが、難易度的にはそれほどでもありません。
 
【総評】
6月になると、この曲を弾きたくなります。それほどに、梅雨時の「せつな歌」として強く心に刻まれた曲と言えます。まさしく、当時の叙情派フォークソングの旗手としてのさだまさしの真骨頂と言える曲であり、自信作というのもうなずけます。
 
【最後に】
季節感を大切にしながら、アコギの曲を久し振りにアップできてホッとしております。今月も残り少なくなりましたので、目標達成に向けて頑張る所存です。
 
それにしても、再生回数が増えないのが悩みの種でしたが、何と最近、チャンネル登録者がじわじわと増えてきており、それが励みとなっております。
 
それでは、次回もお楽しみに!

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