想ひのままに

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アコギ1本弾き語りシリーズ! 「夢の跡」をアップ!

  • 2020/04/24 21:22
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「夢の跡」をアップ!
 
このシリーズ、村下孝蔵さん第2弾「夢の跡」(1982)をアップします。
 
詞に描かれた町や港の風景、そして、1年ぶりに訪れたアパートの変わり様が、別れを哀しく表しています。どこにでもある男女の別れですが、これこそ、当人にとっては、たった一つのかけがえのない物語なのです。
 
詞のあちこちに、心に残って離れない悲しみの表現がちりばめられております。
「風の歌が遠くで 泣いてるように響く」「音もなく流れてく 悲しい星のように」

そして、彼女から届いた手紙こそ、最後の別れを告げる手紙だと気づくのです。
 
また、途中に別れの理由が少し垣間見られます。「破るために約束 かわした訳じゃないと」
約束を待ちわびて、枯れていくわすれな草…。
 
そして最後に、二人で描いた夢が叶わないことに気づき、エンディングになだれこんでいきます。
「すれ違った心2つ 叶わぬ夢の跡に」
 
全編を通じて、美しい日本語で綴る悲しい恋の物語は、シンガーソングライターとして憧れの作品と言えます。
 
また、スリーフィンガーで奏でられる曲想も、しっとりと日本風であり、しかし、演歌とは少し違う世界を表しています。
 
この曲もなかなかに演奏の難易度が高い曲となり、何度も撮り直ししました。しかし、どこまで行っても満足できないのではないかと思われました。
 
さて、村下孝蔵さんシリーズはここまでにしないと、いつまでも演奏で悩み苦しむことが予想され、次に進めそうもありません。まだまだ、アップしたい曲がたくさんありますが、またの機会にしたいと思います。
ということで、次回は一体誰の曲??お楽しみに!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「春雨」をアップ!

  • 2020/04/23 22:41
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「春雨」をアップ!
 
このシリーズ、村下孝蔵さん第1弾「春雨」(1981)をアップします。
 
私の中での「切ない歌」ベスト3に入る曲です。同年代のギターを弾き語る人でこの方の曲を知らないという人はいないし、きっと弾き語りのレパートリーにこの方の曲が入っていることでしょう。あるいは、いつか弾いてみたいと憧れているのではないでしょうか。
 
しかし、残念ながらご本人はすでにお亡くなりになっております。46才という若さでした。シンガーソングライターであり、ギターの名手であり、そして、歌も大変お上手でした。そんな方が、もうこの世にないことが残念でなりません。
 

この曲「春雨」の切なさが歌詞の中で光るのは、「心を編んだセーター」でしょうか。なかなかできない表現ですね。また、「あの人が好きだった悲しい恋の歌」とあり、男性の好むそのような「悲しい恋の歌」とはどんな歌なのか、想像がかき立てられます。
 
さらに、「古いレコードに傷をつけた」という表現には、手首に傷をつけるような、心がかきむしられる哀しさを感じます。
 
極めつきは、「どうして最後は黙っていたの 悲しすぎるわ」です!
きっと、別れの極(きわ)には言葉が出てこないものだと思います。もう二度と、永遠に会うことのない生き別れに言葉の出しようがありません。ましてや、男が切り出した別れであれば、言葉が出ようはずがありません。
 
そして、その別れが「春雨」とともに訪れるこの曲のシチュエーションは何と言えば良いのでしょうか。おそらく穏やかであり、濡れても気にならない雨が静かに降り続いており、これから季節がさらに暖かくなろうとしている頃で、なおさら別れの哀しさが体に染み込み、歩けないほどに雨の重さを感じているのではないかと思われます。(実際は濡れていないようですが…)
 
さらに、この曲の魅力は、ギターの伴奏です。今回は、ギター以外の楽器も取り入れ、全体を表現してみましたが、いつも通り、なかなかに難しい演奏であり、耳コピからすでに数週間が過ぎても尚簡単には弾けませんでした。
 
また、ギターに集中すれば、歌がおろそかになり、自分なりに満足できる演奏までには随分時間がかかりました。もちろん、ギターも歌もお恥ずかしい限りのできですが、ご容赦ください。
 
今後、また村下孝蔵さんシリーズを続けていくことは、かなり険しい道のりです。さてさてどうなることやらですが、孝蔵さんの曲は憧れであり、目標でもありますので、今後も挑戦し続けたいと思っております。

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「初恋」をアップ!

  • 2020/04/21 21:23
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「初恋」をアップ!
 
このシリーズ、松山千春さん第5弾「初恋」(1977)をアップします。

松山千春さんシリーズは、「銀の雨」から始まりましたが、何と第5弾「初恋」へと続きました。これは、最初から計画していた訳ではなく、次々と想い出の曲が連鎖して浮かび上がったからに他ありません。
しかも、「初恋」はデビューシングル「旅立ち」のB面に収められていた曲なのです。(詳しくは、「時のいたずら」のブログをご覧ください。)

何と言っても自分の体験とのクロスが、より一層その曲に思い入れを与えます。
 
「恋の始めは切なくて 苦しむことと知りました」
恋をすると「胸が痛む」ということがありますが、その表現が当たっているのかどうかわかりません。しかし、「切ない」という表現を、誰に教わることなく理解できる経験が「恋」なのだと思います。
 
「あなたのことで一日が始まり終わる気がしてた」
これも全くその通りで、相手のことを考えてはため息、考えてはため息、そんな風に恋が始まることをきっと誰もが経験するのだと思います。
こうして始まった恋ですが、その後「恋することの楽しさ」「恋の終わりの悲しさ」と一通り経過していきます。
千春さんは、こうして「初恋」の全貌を描き出そうとしていたことになります。改めて歌詞を見て、今頃気づきました。
 
ただし、誰もが「恋することの楽しさ」を味わえるかどうかはわかりません。逆に、「恋の始めの切なさ」と「恋の終わりの悲しさ」を味わうことだけは、間違いないのだろうと思います。
 
大変シンプルなメロディと簡単な曲の構成からできており、短い曲が3番まで続きます。それでいて、恋の機微を大変繊細に表現できているのだなと感心しつつ、好きなメロディだとも思っています。
 
ギターも前奏に単純なメロディを置いており、ギター小僧たちのコピー意欲をかき立てました。
今回は、ギターをエレガットのMartinez MP-14Z(Ziricoteとは、木材の名前)で演奏しました。何となく、ガットギターがこの曲のもの悲しさに合っていると思ったからです。
 
最後のサビにある「男心の移り気」、これは、千春さんの世界の定番と行った感じで、ご本人の反映なのでしょうか。また、「女の意地」とは、これまた千春さんの描く女性像の典型と捉えれば、「慎ましく身を引く女性」の意地らしさと言うことになるのでしょうか?ここは、私自身には不明なところであります。
ということで、松山千春さんのシリーズも、いったんここで終了したいと思います。次は、誰の何という曲でしょうか?
ステイホームが続いていることと思われますが、そんなときこそ、YouTubeをお楽しみに、お過ごしください!

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「大空と大地の中で」をアップ!

  • 2020/04/20 21:24
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「大空と大地の中で」をアップ!
 
このシリーズ、松山千春さん第4弾「大空と大地の中で」(1977)をアップします。

さて、この曲は北海道の大地に生きるたくましさを歌った曲であり、北国に生きる人々、もちろん、青森県に住む我々にも共感できるところが多い曲と言えます。
 

「こごえた両手に息をふきかけて」まさに北国に生きる人々の姿ですね。(もちろん、北国とは限りませんが…。)
次に、「しばれた体をあたためて」とあります。この「しばれる」は北国の方言だと思われますが、青森では「しばれる」とはいいますが、「しばれた体」というふうに「しばれた○○」とは使わないと思われますが…。北海道特有の言い方でしょうか?
 
「生きることが辛いとか 苦しいだとか言う前に」
「野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ」
なかなかに励まされる言葉です。ここで、「野に育つ花」とあります。多分これは、野原の草花をまとめた言い方で、何という植物かを指しているものではないと思われます。
 
俗に「名もない雑草」という言い方があるかと思いますが、「名前のない植物はない」と植物に詳しい方からは反論されることでしょう。まあ、「取るに足らない植物」という意味だと思います。
 
ところで、自分のことを「名もない雑草」「取るに足らない植物」と本気で思っている人って、一体どれだけいるでしょうか。と、余計なことが思い浮かびます。きっと、そんな風に自分を自覚して頑張ろうと思える人はそんなに多くはないのではないでしょうか。そういう自分も、自分を雑草と思う心がどこまで本心かと問われると、何だか気持ちが揺らぎます。
 
まあ、どうでもいいことかも知れませんが、いずれにしても、苦しいときや辛いときに力が湧いてくる曲であればそれでいいのだと思います。
 
松山千春さんの得意な「おしとやかで慎ましやかな女性が泣きながら身を引く」というドラマに属さない曲ですね。
 
ギターの演奏としては、フラットピックでの前奏のメロディと他はストロークで通しました。これまでの、曲に比べると難易度は下がりますが、それだけに独りよがりのテンポにならない正確さが求められます。(まあ、多少乱れても、一人だからいいですかね。)
 
以下はどうでもいいことですが、参考までにお知らせします。
 
前回まで、撮影機器としてカメラをZOOMのQ8を使ってきました。なぜなら、マイクを直接接続でき、高音質が期待できるからです。しかし、今回カメラを変えて、パナソニックのHC-V480MSにして、音もカメラのマイクで録音しました。理由は、Q8は保存形式がmovファイルであり、通常Windowsでは再生できません。HC-V480MSはmp4なので、Windowsで再生可能であり、何かと扱いやすいです。また、Q8のレンズがかなり広角であるため、なるべく撮影範囲を狭くするためにと、また、Q8では音をマイクで録音したのですが、もっと簡略化できないかと言うことで変更してみました。
結果は、かなり簡単に録画できるようになり、音質も動画編集ソフトで少しエフェクト(リバーブやEQの処理)をつけると、Q8で撮ったものと遜色ないのではないかと思います。今後のことを考えて、いろいろと試しながらやっていきたいと思っております。
また、ギターもYAHAMAのコンパスCPX-15に変更しました。特に理由はないのですが、これも試験的にやってみました。
 
最後に、いろいろと楽しみながらアップできたのは、前回の「旅立ち」の難易度が高かったためだと思われます。
さて、次回は誰の何という曲か大変楽しみなところですね!(と言う方がいるかも知れないという期待を込めた設定です…ハイ(^0^;)
 

アコギ1本弾き語りシリーズ! 「旅立ち」をアップ!

  • 2020/04/19 18:25
アコギ1本弾き語りシリーズ! 「旅立ち」をアップ!
 
このシリーズ、松山千春さん第3弾「旅立ち」(1977)をアップします。
 
実は内情を明かしますと、この曲が私にとって最難関でありまして、まともに弾けそうになかったので、アップを先に先にと延ばして参りました。アップ後の今も納得していないのですが、ここを超えないと次に進めそうもなかったので、80点ながらアップさせていただきました。
 

また、こうして聞いてみると、ギターとボーカルの音量のバランスも悪く、できればやり直したいと思っています。現在の私の力量ではこれが精一杯と言うことで何とかお許しください。
 
何が難しかったかと言いますと、前奏のベースの移動もさることながら、間奏のメロディが高いところから、ギターの奏法上1オクターブ下げざるを得なく、私にとってはなかなかに難しい演奏となりました。
 
さて、この曲は坦々とこれでもか!と、Aメロが繰り返されます。そして、最後だけサビで盛り上げて終わるというパターンです。その単調さが返って曲の雰囲気作りに生きているのでしょうか。
 
ただし、終始アコギのスリーフィンガーが流れており、途中でプリングオンやプリングオフで装飾しながら、じっくりと速いテンポの伴奏が固めていると言った感じで、当時のギター小僧にとっては垂涎の挑戦曲だったと思われます。
 
実際、私自身もこの曲のスリーフィンガーを弾きながら歌も歌えるようになったときには、大変な満足感を感じたものでした。ただ、前奏や間奏に挑戦したのはこれが最初です。当時は、そんなことを考えることすらできないレベルだったのです。
 
ただし、詞の内容としては、松山千春さんが得意な、わがままな男が旅立ちと言い訳して(ここは私の独断と偏見ですが)別れ話を切り出し、それに対して控えめでおしとやかな女性が泣きながらひっそりと身を引くという設定です。まあ、良くあるパターンなのかも知れませんが、こんな女性がいるものでしょうか?
 
そんなことで、松山千春さんの曲を3曲歌っているうちに、あの曲もあの曲もと思い出されるのは、やはり、年齢的に最も多感なときに自らの経験とクロスするものがあったからと思われます。
 
今しばらく、松山千春さんが登場するかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

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